概要
1992年に発売されたアルバム「歪んだ王国」に収録された、谷山浩子による楽曲。
日々を共に過ごす鳩時計に恋人の姿を求める少女の心情を描いた内容となっている。
谷山浩子の歌の中でも特に人気のある曲。
小説が先に発表され、NHK-FM「サウンド夢工房」にてラジオドラマ化された際の劇中歌として作られたとのこと。
ただし後述するように小説版で主人公の恋人(を名乗る男)は鳩時計ではなく魚なので、タイトル以外に両者の関連は特にない。
参考:https://twitter.com/taniyama_/status/1373248497852379142
https://x.com/taniyama_/status/1751217143998529665?s=20
「ボクハ・キミガ・スキ」や「ひとりでお帰り」など楽曲と関連した小説や「お昼寝宮・お散歩宮」のようにアルバムが連動した作品もあるが、
小説、ラジオドラマ更に楽曲と言ったメディアミックス版までもが作られるというのは珍しい事態と言えるだろう。
小説版は時計中毒の少女が、彼女の見知らぬ恋人を名乗る魚男や新恋人の顔が針のない文字盤の時計少女など、不思議な仲間達と共に鎌倉の時計屋敷を訪ねるという物語。
本人曰く、小説と楽曲の歌詞に関連はないとのことだが、時計への愛着は共通している。
ラジオドラマ版の主演は谷山浩子本人。
関連タグ
時計館の殺人:綾辻行人の推理小説及び同アルバムに収録された楽曲(作詞は綾辻行人によるもの)。「鎌倉にある時計屋敷を訪ねる」という共通点から、小説版は兄妹作品とされ、帯には「この作品はまぎれもなく第一級のミステリー(推理小説)でもある」という、綾辻からの献辞が付されている。