プロフィール
概要
パーシバル隊がリオネス王国を目指す道中にある魔神族が隠れ住む村付近で出会った田舎訛りの中年男性。
その正体はアーサーに仕えるキャメロットの聖騎士。
元々はブリタニアに暮らす民間人だったが、聖戦にて当時赤子だった一人娘のコニーを家ごと焼かれ、その絶望から魔力に目覚める。
そしてアーサーに見出され、彼の麾下に加わった。
結界に守られている魔神族を燻り出すために「狩人のアード」を名乗り、パーシバル隊を騙して利用する(話の中に真実を織り交ぜていたため、アンも本性を見抜けなかった)。さらに自身の魔力でパーシバル隊を赤子まで退行させ無力化したうえでパーシバル殺害を試みるも、赤子になってでも静止しようとするアンに娘を重ね合わせたことに加え、村を守っていたゴウセルに「死者を生き返らせることはできない」という現実と、彼が自身の記憶をもとに魔力で生み出した娘の幻を見せられ、我に返る形で戦意を喪失した。
自身の過ちを認め魔力を解き去ろうとしたが、直後に仲間である〈闇のタリスマン〉タムドゥの放った2本の投槍が迫り、うち1本の標的になっていたアンを庇って命を落とした。
あまりに酷な結末を明かすことが憚られたゴウセルは、アードベックを弔った後、元に戻ったパーシバル隊に「アードベックは逃げた」と説明したが、魔力で嘘を見抜いたアンに詰め寄られ、自身が読み取ったアードベックの記憶を開示した。
魔力
逆再生(リバース)
周囲50ヤード内に存在する生命の刻を赤子にまで巻き戻す魔力。
1分につき1年巻き戻る。
聖戦で娘を失ったショックから目醒めたものの、生者にしか効果がなく 死者の蘇生はできない。
解除手段はアードベック自身が解除ないし死亡するなどで魔力が途絶えること。
対象が若いほど有利だが、数百年以上生きている長命の種族には不利。