概要
マリア・タイーナ・エリゾンドは、平成アニメ版スパイダーマンに登場するキャラクター。
彼女は8歳の女の子で、スパイダーマンの大ファン。タイーナは自分の部屋でデイリー・ビューグル社に掲載されている新聞からスパイダーマンの写真を切り抜き、それをノートにまとめている。しかし、J・ジョナ・ジェイムソンが載せている記事をデタラメだと疑っている。
タイーナの両親は、「自分の娘タイーナをスパイダーマンに会わせてくれませんか?」という手紙をデイリービューグル社の編集者 ジョセフ・ロビー・ロバートソンに送った。ロビーはその手紙をピーター・パーカーに渡し、それをスパイダーマンに渡してほしいと頼んだ。
その夜、ついにスパイダーマンが現れ、タイーナはびっくりした。夢のように驚いたタイーナは、「マリア」と呼ぶのはママだけだとし、スパイダーマンが「マリア」って呼ばないように「タイーナ」と呼ぶようにする。
それからタイーナは、スパイダーマンに自分が作った写真集を見せた。スパイダーマンは、自身の誕生秘話をタイーナに話し、ドクター・オクトパスと戦っているときにアナスタシア・ハーディ率いるハーディー財団が管理していた医療用ラボを破壊してしまったためにヒーローを引退するとタイーナに明かす。タイーナは、スパイダーマンに「辞めないで」と説得する。しかし、スパイダーマンは、ヒーローには責任が大きすぎて厳しいと悟る。
その後、スパイダーマンはニューヨーク市をタイーナと一緒に飛び回り、タイーナを屋上まで連れて行き、空中ダンスを披露した。すると、スパイダーマンのスパイダー感覚が反応し、そこでドクター・オクトパスとオクトボットが現れ、スパイダーマンは誘拐されてしまう。
それを目撃したタイーナは、ドクオックのアジトに向かう。タイーナが2人の様子を覗くと、スパイダーマンがドクオックに洗脳されて記憶喪失になってしまい、ドクオックのいいなりになってしまう。
タイーナは急いでアジトを出て、警察官にスパイダーマンを助けてほしいと頼んだ。しかし、警察官はタイーナを迷子と勘違いし連行しようとする。タイーナはそこを抜け出し、タクシーに逃げ出すことに成功。
そのタクシーにはムージーが運転していたため、タイーナはスパイダーマンがドクオックに洗脳されていることをムージーに教え、ムージーもタイーナと一緒にスパイダーマンを助けることになった。タイーナとムージーはその後、軍事基地まで追った。そこにはドクオックとスパイディがいて、ドクオックはアルゴン・マトリックス・レーザーを盗んでほしいとスパイダーマンに頼んでいた。
タイーナはそれを止めようとするが、洗脳されたスパイダーマンはドクオックの命令に逆らわぬままレーザーを盗んだが、軍事基地の警備員が到着する前にスパイダーマンはタイーナとムージーが軍事基地から脱出するのを守った。
その後、タイーナはスパイダーマンを追ってアジトに戻る。タイーナはスパイダーマンに「あなたが誰なのか思い出して!」と言うと、スパイダーマンは全てのことを思い出してドクター・オクトパスを攻撃した。それからタイーナはオクトボットを止め、ドクター・オクトパスを捕まえた。
こうして、ドクター・オクトパスは警察に連行され、スパイダーマンはタイーナを家に連れて帰る。スパイダーマンは、タイーナのおかげで勇気が溢れ、ヒーローを引退することを止めることになった。それからスパイダーマンは、タイーナに願いを叶えてあげると、タイーナは正体を知りたいと願う。スパイダーマンはその願いに答え、マスクを外した。タイーナはスパイダーマンがピーター・パーカーだったことに驚き、タイーナは今までに最高の友達だと考え、ピーターも同じことを考えていた。ピーターはタイーナにこの事を秘密にしてほしいと頼み、タイーナは約束を守る。その後、スパイダーマンはタイーナの部屋から出て行き、タイーナに感謝をしてお別れをした。
担当声優
本作の日本語吹き替え版はタレントの小倉優子が担当した[1]。第29話「第2章 スパイダーマンへのファンレター」・第30話「第3章 親友は“スーパーヒーロー"」の吹替を収録する様子は2004年6月19日(リピートあり)の「メイキング・オブ・スパイダーマン」で放送された。吹替収録したばかりの第29話をご覧になった際、小倉は「やっぱり難しいな」と思っていた。8歳の役だったため、初めは良かったと思っていたが結構早口でしっかり喋るので難しかったという。
登場エピソード
- 第29話「第2章 スパイダーマンへのファンレター」(日本では2004年8月2日放送)
- 第30話「第3章 親友は“スーパーヒーロー"」(日本では2004年8月3日放送)
関連タグ
- ティミー・ハリソン 同名コミックに登場しているキャラクター。彼の経緯はタイーナに似ている。