概要
株式会社スイッチは、日本の音楽管理会社である。1996年に、テイチクエンタテインメントの鉄道メロディ事業から独立した。そのため、鉄道にかかわる音楽の製作を行っており、導入された鉄道会社はかなり多い。ただし楽曲製作に関しては、契約を結んだ作曲家によるものであり、社員による作曲ではない。社長は小川洋一。
主な導入会社
京急電鉄
ご当地接近メロディーの製作をこの会社が受け持っており、主要17駅において、本会社と契約を結んでいる、塩塚博による編曲のメロディーを使用している。また、羽田空港第1・第2ターミナル駅と品川駅で使用されている「赤い電車」は、原曲を作曲したくるりによるものである。(編曲は契約作曲家である福嶋尚哉)
東京メトロ
スイッチの最大勢力。
副都心線が開業した2008年に、同線並びに有楽町線、丸ノ内線の全駅に導入。(和光市駅、茗荷谷駅はのちに使用停止)2015年から2019年にかけて、東西線と銀座線の一部を除く他の5路線にも導入された。東京メトロのメロディーは、各駅ごとに異なるメロディを採用しており、前述したとおりスイッチの最大勢力となっている。また、作曲者も契約している塩塚・福嶋のみならず、90年代に東洋メディアリンクスのメロディを制作した三留研介・若林剛太、旧サウンドファクトリーで福嶋と共に製作実績のある大和優子、YouTubeでの駅メロ耳コピ動画で有名な松澤健、さらにはアニソンシンガーの谷本貴義まで、様々な分野の作曲家が製作している。
山陽電車
関西圏ではあまり採用例のないスイッチだが、山陽電車では、使用されるメロディーはすべて塩塚博によるもので、かなり目立っている。
JR東日本
勿論この会社でも、スイッチとの契約を結んだ作曲家によるメロディーが使用されている。ただ、汎用メロディに関しては前述の3社のような勢力はあまりなく、現時点ではご当地メロディーの編曲が多い。