概要
チャプター4「ニャン魚のお宝」のボス。
ファイヤーインプをオシッコで数匹倒すと、残ったニ匹が乗り込みコンカーに立ちはだかる。乗り物ではあるものの、自我があるのか起動されてからは自身も言葉を話す。
外見はダルマストーブのような姿をした四足歩行のロボット兵器だが、「勇気の印」と自称する2つの輝くタマが入った「袋」を脚の根元にぶら下げている。
そして日本語名は「デカブツボイラー」。
・・・名前の意味をお分かりいただけただろうか。
鈍重な見た目とは裏腹に動きは俊敏で、火炎放射を浴びせたり踏み潰したりして攻撃してくる。部屋の隅にある吊り革を引くとバルブが開いて特定の場所に汚水が流れるので、タイミングを狙って浴びせよう。
汚水を浴びて怯んだ隙に近づくと電球マークが出現。Bを押すと・・・
取り出したレンガで「袋」をバチーン。
これは絶対痛い。
さらに何の意味なのか、部屋のメーターが上昇。
これを繰り返してトドメの攻撃をすると・・・
袋が破けて2つの「金のボール」が勢いよく飛び出す。
ボールが動力源だったのか、前のめりに倒れて機能停止。正面の出入口から出られなくなってしまったファイヤーインプたちだが、緊急出口はケツの穴との理由でここからの脱出を拒否し、手当たり次第にボタンを押したところ、一秒後に爆発するプロセスを起動させてしまう。
こうしてどこぞのお約束と言わんばかりに爆散し、金のボールだけが残された。
ちなみに中のファイヤーインプは何事もなかったかのように無傷。金のボールは地上への脱出のために転がすことになる。
余談
この金のボールを重石がわりにして部屋を脱出することになるのだが、ちょっと考えていただきたい。
男の急所である例の部分は、英語圏では「Nuts」と表現され、「金」でも「ボール」でもないのである。それをこのような表現にした背景として考えられるのは、ポケモンシリーズにおけるきんのたまであると推測される。
本作は開発中に没になった要素の1つとしてピカチュウらしき電気ネズミが尻尾だけでカメオ出演するというシーンがあり、ポケモンが元ネタになった可能性が高い。
それにしてもオリジナルN64版は当初日本で発売されていなかったうえ、レア社の商品展開が日本市場に消極的であるわりに、日本でしか通用しないようなネタを入れるあたり、ポケモンに対するリスペクトだろうか。