梅田トオル、一人ぼっちの少年
荒んだ心に忍び寄るブラックスターの悪魔の手
てるてる坊主に姿を変えた赤い暗殺者ノーバ
立ち上がれおおとりゲン、戦えレオ
失われた少年の朗らかさを取り戻すために
来週もみんなで見ようウルトラマンレオ
概要
- 脚本:阿井文瓶
- 監督:山本正孝
- 特技監督:吉村善之
あらすじ
幼くして母が死に、父をツルク星人に、妹のカオルと保護者の百子をシルバーブルーメに殺されすべてを失った梅田トオル。彼の心は完全に沈みきっていた。
その後も妹代わりとして接した眉子が目の前で円盤生物ブラックテリナに取り込まれてレオに倒されてしまった。
これだけの惨事を目の当たりにし、ついにトオルの精神は破綻してしまう。自画像として不気味な赤いてるてる坊主の絵を描くトオル。夜空を流れる流れ星を目にしたトオルは泣き叫ぶ。
「お父さんを返して!お母さんを返して!…カオルを返して!!」
そんなトオルに忍び寄る新たな円盤生物。それはてるてる坊主にそっくりなノーバだった。てるてる坊主を見つけたトオルは明日は雨にしてくれとてるてる坊主に頼む。
翌日、学校にも行かず、一人でブランコをこぎ続けるトオルにノーバが迫る。トオルは何故雨を降らせなかったんだ。となじる。
邪悪な感情がピークに達したトオルが、テルテル坊主の首をハサミで切断しようとした時、ノーバはトオルの体に取りついた。ノーバはトオルの心の闇に漬け込み、家族に会わせてあげるとトオルを操り人々を口から吐くガスで狂わせていく。