低温

ていおん

周囲より温度が低い事。

概要

　周囲より温度が低い事。冷たい、寒いなどと表現する。

　熱エネルギーは高い方から低い方へしか流れないので、無限に燃やし続けることは燃料を与えさえすれば可能だが、無限に冷やし続けることは困難である。また、物体の温度は絶対零度より下に行くことは無い。

主要な低温の例

＊温度の値は摂氏。また融点・沸点は1気圧の大気中での温度。

• 35℃　人間の深部体温がこの温度以下の場合、低体温症と判断される。
• 20℃　体温がこれ以下になると生命に危険が及ぶ（凍死）
• 0℃　H²0の融点、すなわち氷点。1日の最低気温がこれ以下だと「冬日」、最高気温がこれ以下になると「真冬日」とされる。
• －41℃　日本で公式に観測された最低気温（旭川市、1902年）
• －41.2℃　日本最低気温（非公式記録）（幌加内町、1978年）
• －67.7℃　定住地での世界最低気温記録（オイミャコン、1933年）
• －78.5℃　二酸化炭素の昇華点（1気圧の大気中ではドライアイスは液化せず、直接気化する）
• －89.2℃　地球上の最低気温記録（南極ボストーク基地、1983年）
• －161.6℃　メタンの沸点。土星の衛星タイタンではメタンが液化し、海・湖を形成する。

関連項目

凝固　収縮　冷却　凍結　冷凍

氷　雪　冷気