概要
場面は(「女の敵」大追跡!!の巻)でのクライマックスシーンの時である。
痴漢を働いた犯人は麗子の執念に根負けし、賄賂で見逃してもらおうとする。だが、麗子はそんなことに全然動じずその取引を一蹴する。麗子をOLと勘違いしている犯人は「君みたいなOLにとってこの取引は悪い話じゃないはずだ。」となお説得しようとするが、麗子が手帳を取り出したことで警察だったと知るや否や土下座して許しを乞う。
その時に、麗子が犯人に向けて言い放ったセリフこそ
「もう遅いわよ 事件をおこした後で反省すりゃ事が済むと思ったら大間違いよ!反省なら猿だってできるわよ。」
である。この言葉でバッサリ切られた犯人は「そんな~・・」と呟きながら逮捕されるのだった。(当然上記の賄賂行為も罪としてプラスされた。)
確かに、事を起こしてしまった時は反省することは大事である。だがそれは、人間でしかできない「次に事を起こさないようにし、自分を戒めるためのもの」であって、決してその場を見逃すための免罪符ではない。近年、反省の意味をはき違えている人間が上記の痴漢犯罪者のように、それこそサルのような軽々しく形だけの反省で見逃してもらおうとすることは珍しくない。このセリフはそんなサルと同レベルの人間たちのようにはならないよう(読者たちに)警告する名台詞と言える。
関連タグ
こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本・カトリーヌ・麗子 名台詞
後悔先に立たず…まさしくこれである。
ミスト・レックス…性格や言動からこの言葉が当てはまってしまうキャラクター。
伊集院茂夫…毎回許しを乞う外道を相手に上記のセリフと似た意味の言葉で一蹴している。
ごめんで済んだら警察はいらない:こちらも『謝ればしでかしたことに対する罪は帳消しにならない』という語句で、何の因果かこちらも警察の要素を含んでいる。