概要
Adobe Flashという規格は、当初はマクロメディア開発でMacromedia Flashと呼ばれていたが、マクロメディアがアドビ社に買収されて開発が移り、名称変更が為された経緯がある(詳しくはAdobe Flash参照)。
ネット上のいわゆるMADムービーの制作ツールとしてFlashが多用されていた時期があり、『サザエさん』や『ドラえもん』、コミックソング等を素材に使用した作品が数多く公開された。一方で個人制作ながら表現において高レベルの水準に到達した『つきのはしずく』(森野あるじ)や、脚本に注力されFlashに興味の無い一般層も抵抗無く作品世界へ引き入れた感動系の始祖『キミとボク』(やまがらしげと)など、黎明期を代表する作品が発表されている。
また2ちゃんねるの利用者増加にしたがって、同掲示板内での内輪受けを狙ったFlash作品からも大きな流行が起こり、2002年始めに設立されたFLASH・動画板はその中核となった。作品にアスキーアートを多用している(比較的キャラが決まっているので、一から設定する必要がない、画力の差がそれほどでない、などの利点がある)。掲示板内の有志で様々なテーマに沿った「発表会」も主催されるなど、制作者同士の情報交換が頻繁に行なわれた。他にも作品に「泣ける系」「PV系」などの独特なジャンル分けを行なったり、Flash制作者を「Flash職人」と呼称するなど、独自の文化を形成している。
2005年春には商用音楽を無断転載して公開していた Flash を逆に企業が注目し、プロモーションとして大々的に抜擢する異例の「大出世」があった。(「恋のマイアヒ」参照)。また、2006年には同じく商用音楽を無断使用していたFlash「WALKING TOUR」が絵本化され、その際に同梱されたCDに収録のFlashに、当初は無断使用されていたプラネテスの「PLANETES」と同じ黒石ひとみによって新規に書き下ろされた曲が使われた。
2006年春、『菅井君と家族石』で注目されていたFROGMAN(蛙男商会)が、また、全編Flashで制作されたテレビアニメーションシリーズ『THE FROGMAN SHOW』が制作され、テレビ朝日・朝日放送にて放映。映画化やゲーム化なども行なわれた。加えて、うすた京介の漫画『ピューと吹く!ジャガー』が、蛙男商会の手によりFlashでOVA化されている。
(以上4段は、Adobe Flash#日本における普及 - ウィキペディアより)
代表作
»1さんに首ったけ、Savior Cat -救世主猫-(HACHIMIRI FILMのハチミリ)
Nightmare City、Nightmare City -Catastrophe-(Clairvoyanceのみ~や)
AAOUTBREAK、ムサベツカウンターストップ(マタタビアソビのエジエレキ)