概要
Bluesky(ブルースカイ)とは、2021年に設立されたTwitter(現X)の元創業者であるジャック・ドーシーによって作られた分散型SNS。2023年1月にはiOSとAndroid向けのアプリ「Bluesky Social」の配信が開始された。
開発当初は招待制だったが、2024年2月に招待制が廃止されてからは他のSNSと同様に誰でも登録ができるようになった。
Threadsなどと同様にTwitterの競合相手(あるいは代替)となるSNSとして注目されており、招待制が廃止されてからは登録するユーザーが急増して2024年2月時点で合計ユーザー数は500万人を突破している。特にスマホアプリのシェアダウンロード数は日本によるシェア率が50%に急増し、アメリカを抜いてトップになった。
仕様
Twitterの元創業者によって作られたのもあり、UIはTwitterとほとんど同じ仕様である。拙くはあるが日本語での表示にも対応している。
タイムラインを自由に設定できるカスタムフィード(詳細は後述)など独自の機能がある反面、動画投稿や非公開プロフィール(鍵垢)などの機能は2024年3月時点では対応していない。
ただし段階的にアップデートが行われており、2024年2月29日にはハッシュタグ機能やミュートワード機能などが実装された。今後のアップデートにも期待される。
カスタムドメイン
BlueskyにはTwitterのような認証バッジが存在しない代わりに、ハンドルネームにカスタムドメインを設定することで本人を証明することが可能である。Blueskyの新規ユーザーの登録時は「@○○.bsky.social」のハンドルネームが割り当てられるが、後から自分が所有するドメインと紐付けたハンドルネームに変更できる。カスタムドメインはドメイン所有者であれば誰でも無料で設定できる。
例としてセガ公式アカウントは「sega.jp」をハンドルネームに変更しており、きちんとなりすまし対策が行われている(参考ポスト)
カスタムフィード
Twitterは「フォロー中」と「おすすめ」の二種類しかタイムラインが存在しないが、Blueskyではカスタムフィードで自分好みのタイムラインを設定することができる、例えば猫画像の投稿をピックアップしたり、一定数のいいねが付いた投稿のみをまとめたりなど、誰でも独自のフィードを作ることができる。
他のユーザーが作ったフィードを共有することもできる。フィードを探す場合は画面下部の「#」ボタンから興味のあるフィードを検索し、好みのフィードが見つかったら「ホームにピン留め」をタップすればホームに追加される。
画像投稿について
BlueskyはMisskeyと同じく性的または猟奇的なコンテンツへの対策が重視されており、成人向けまたは露出の多いイラストなどには必ずセンシティブフィルターを付けなければならない。
フィルターを付ける方法はポスト投稿時に上部の「!」のアイコンをタップし、「コンテンツの警告を追加」から該当するコンテンツを設定する。
Suggestive(きわどい) | 性的な内容を示唆する画像。下着姿や水着姿なども含む。 |
Nudity(ヌード) | 芸術的なヌードなど性的でない裸体画像。 |
Porn(ポルノ) | 全裸または露骨な性行為など性的な画像。 |
もしフィルターを付けずにセンシティブな画像を投稿した場合、自動的にフィルターが設定されるかアカウントが凍結されてしまう可能性があるので注意。
関連タグ
Twitter:2023年7月から様々な要因が重なりBluesky含め下記のSNSへ移るユーザーが増えている。
Threads、Misskey、タイッツー:Blueskyと同じくTwitterの代替として候補に挙がりやすいSNS。
note(webサービス):過去の記事が検索しやすいブログサイト。