概要
Meta社が運営するSNS。2023年7月6日サービス開始。
500文字までのテキストと10個以内の画像や動画を投稿することが可能。
投稿に対する返信なども行えるなどTwitterと似ている点が多い。
しかしながら、現時点ではハッシュタグやDM、ユーザー名以外での検索機能などTwitterにしか実装されていない機能も多い。
また、投稿ができるのはスマートフォンのアプリからのみとなっており、ブラウザでは閲覧しかできない。
サービス開始時点では、無作為に選ばれた投稿もタイムラインに流れる仕様になっていたが、7月26日からはフォローしたアカウントの投稿のみ流れるように設定できるようになった。
Instagramがベースとなっており、ThreadsのアカウントはInstagramと共用となっている。
そのため、インスタのアカウントさえ持っていれば容易に始めることができる。
サービス開始初期の頃はThreadsのアカウントを削除するためにはInstagramのアカウントごと削除する必要があったが、現在では個別に削除できるように解消されている。
2024年10月30日時点における月間アクティブユーザー数は2億7500人であるとマーク・ザッカーバーグが投稿している。
経緯
2023年7月1日の23時頃、突如としてTwitterの全ユーザーがAPI制限を喰らい、ツイートを閲覧しにくくなる事象が発生。
当初は不具合と思われていたが、その後イーロン・マスクが「(一時的に)1日あたりのツイートの閲覧数の上限を設けた」と発表した。
しかしながら、制限があまりにも厳しかったことから反発する声が続出。
かねてから、多発する不具合やイーロン・マスクの方針への反発などから、Twitterから移行する動きはあったものの、利便性や慣れなどから仕方なくTwitterを利用しているユーザーも多かった。
しかしながら今回の騒動でユーザーの不満が爆発し、本格的に移行先を探す動きがこれまで以上に活性化。
そんな中サービス開始したThreadsだが、前述したようにInstagramからの移行の容易さなどからユーザー数が急増。サービス開始から僅か5日で利用者数が1億人を突破したことでも話題になった。
だがTwitterの制限が緩和されたこと、Twitterとの仕様や使い勝手の違い、InstagramとTwitterの用途の違い、移住が局所的に留まったことなどから、現在では代替としてではなく別個の存在として理解されている。
機能
- 文字数上限:500文字
- 画像枚数上限:10枚
- 動画:最大5分
- ハッシュタグ機能:なし
- 検索機能:ユーザー名のみ
写真、動画、GIFが投稿可能。
また、音声投稿機能、アンケート機能が最近実装された。
Fediverseでのシェア
Threads公開当初からFediverseとActivityPubを介して連合することが予告されており、異なるSNSのユーザーが繋がれるようになることが期待されていた。
2023年12月からはwww.threads.netとしてごく一部のユーザーのみが連合を開始し、2024年3月からはthreads.netとして一部のユーザーが連合可能な状態になった。
Mastodonでは検索欄に、Misskeyでは「もっと!」の「照会」に"@<ユーザー名>@threads.net"と入力することでThreadsのユーザーをフォローすることができるようになる。
ただし、日本でユーザー数の多いMastodonサーバーのPawooやmstdn.jpはThreadsにブロックされている(前者は「Metaのコミュニティガイドラインまたは利用規約に違反した」、後者は「公開されているフィードがありません」とのこと)他、Misskey最大のサーバーであるMisskey.ioは2024年6月末から連合が開始されたもののフォローなどが正常に機能しない状態となっており、日本語圏の大規模ActivityPubサーバーとの繋がりは不完全なものとなっている。
関連タグ
Meta Facebook Instagram マーク・ザッカーバーグ
Fediverse(Mastodon、Misskey、GNUsocial):これらのSNSとActivityPubを介して接続できる(ただしPawooなどは例外)。
スレッズ:日本語表記
外部リンク
Threadsとフェディバースについて - Instagramヘルプセンター
モデレーションされたサーバー - Threads: ThreadsにブロックされたActivityPubサーバーを確認することができる