誘導
- Facebook, Inc.の提供するSNS。
- 会社名。後にMetaへ社名を変更した。
- 機能や関連商品の開発は同社の傘下企業のFacebook Technologiesが行っている
この記事では両方を解説する。
概要
当初は学生のみに限定していたが、2006年9月26日以降は一般にも開放された。
日本語版は2008年に公開。13歳以上であれば無料で参加できる。
公開後、急速にユーザー数を増やし、2010年にサイトのアクセス数がgoogleを抜いたとして話題になった。
2011年現在、世界中に5億人を超えるユーザーを持つ世界最大のSNSになった。
実名登録が原則となっている点が、捨てアドとHNのみでも登録できる一般のブログやtwitterと大きく異なる。
2021年10月28日(米国時間)には『Meta』と社名を変更、メタバース事業に注力してイメージ刷新を狙う。
(FacebookはSNSの名称として引き続き使用されるとのこと)
Facebookのカスタマイズ性
基本的にはプレーンテキストのみに対応しているが、自分の好きなアプリケーションを選択して追加することもできる。
モバイル端末にも対応しており、BlackBerryやandroidなどでは専用ウィジェットが用意され、iPhoneやiPod touchに搭載されたSafariでアクセスすると、専用画面でサービスを提供している。iPhone、Android用のアプリも別途用意されている。更にChromeOSでも可能。
- 様々な募集広告を出せる(Facebook Marketplace)
- 他のユーザーにメッセージを送る。
- 写真や動画のアップロード(Facebook Video)
- Facebook内の専用ページや外部サイトでの購買活動と連動して広告が出る(Social Ads)
- OculusQuest、MetaQuestで使うMetaアカウントにもなる(現在の2022年ではFacebookアカウント以外でも登録可能になっている)
- Facebookページ機能で広告を利用した収益化ができる
また、世界シェアトップのJavaScriptフレームワーク、Reactを開発した企業でもある(自社のFacebookやインスタグラムを制御するために開発)。このReactはNext.jsの爆発的普及とともにシェアを伸ばしている。よく利用しているクックパッドや食べログ、そしてこのpixivもフロントエンドで制御しているのはNextだったりする(最近のシステムが高速化しているのはこのNextのお陰といっても過言じゃない)。
歴史
創業者はマーク・ザッカーバーグ。
当初はハーバード大学在籍時に、ハッキングで得た女子学生の身分証明写真をインターネット上に公開し、公開した女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させる「フェイスマッシュ」というゲームとして考案したが、大学内で問題になり、ザッカーバーグは謹慎することになった。
2004年、ハーバード大学の学生が交流を図るためのサービス「ザ・フェイスブック」を開始(本人の登録制)
数日後、他大学の学生からの「同じようなサイトが欲しい」との要望に応え、徐々に全米の学生に開放された。
当初は大学のメールアドレスを所有する大学生のみに参加が限られていたが、2006年初頭には全米の高校生に開放し、2006年9月までには一般に開放され、誰でも利用できるようになった。
2008年5月19日に日本語版が一般公開され、2010年7月22日にアクティブユーザが、全世界で5億ユーザを突破し、世界最大のSNSとなる。
Facebook創設への経緯を描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」は2010年9月24日公開された(日本では2011年1月15日公開)。
機能
ソーシャル・ネットワーキングを行う基本的な機能の他に、外部サイトの希望するページにFacebookとのリンク情報を加えることで、Facebookのソーシャルネットワークと関連付けることができる機能(Facebook Connect)を持っている。
日本での展開
かつては著名人や企業が我先にとFacebookへ進出、ファンを集めたりしていたが、mixiやモバゲータウン、GREEなどの既存SNSがあったため伸び悩んだ。さらに2010年代には各メディアに取り上げられたTwitter、同じ運営会社のInstagramに押されている。
日本ではオタク趣味を明らかにすることがタブーとされていた時代が長く(今でも)、ネット民やサブカル(オタク)系ユーザーの多くが実名登録制に難色を示し、匿名・HN登録が可能な他サービスに流れてしまっているからである。そのため、世界での流行は奇異に思われている。
ゆえにFacebookはインターネット上のサービスでありながら、非ネット民・非サブカル系の登録ユーザーの割合が高いという現象が起きたほか、後述する特徴から若年層の流出が相次いだ結果、ユーザー層の高齢化が進み「中高年の社交場」といったイメージも強い。
また、実名登録が原則となっているが故に無責任な誹謗中傷は数あるSNSの中でも少ない傾向にあり(世間からの失笑をものともせず的外れな言説を振りかざす人もいるにはいるが)、民度は良い傾向にある。
pixiv内での扱い
日本国内ではTwitterの利用者が多いことと、活動範囲上本名を伏せたい人も多いため(特にR-18やBL系の絵師、女性作家や未成年は本名バレのリスクも高い)、facebookに関する投稿は少ない。アプリ等を擬人化する動きもあるが、活発ではない。
使用上の注意
上記のように実名登録制であるため、ネット上に実名を晒したくない事情のある人は使うべきではない。
特にストーカーや自身を虐待する親族から逃げている最中の人、学校や勤務先をあまり大きな声で言えない経緯で辞めたことのある人は、会いたくない人に遭遇するリスクを無駄に上げることがあるので控えるべきである。
またtwitterでも共通の注意事項だが、全世界に向けてオープン状態となっていることを忘れない様注意すべきである。発祥の地アメリカでは浮気相手との2ショットを掲載して配偶者に見つかり離婚訴訟でボロボロにされる自業自得な例も多発している。
関連タグ
SNS ソーシャル・ネットワーク social・network(これを題材にした事実に基づいた海外映画のタイトル)
Instagram - facebook子会社。Twitterが政治論争やサクラ業者、誹謗中傷が多い等の理由で伸び悩んでいる中、それを追い抜き、世界有数のSNSとなっている。
Threads - Twitterが2023年7月から行った仕様変更により新たな避難先のひとつとして注目されており利用する場合はfacebookかインスタのアカウントが必要となる。