概要
株式会社スプリックスが運営していた中高生専用のSNS「ゴールスタート」の略称。
その名の通り学生のみに的を絞った学生限定のSNSアプリ。勉強方法を質問したり、友人関係や恋愛関係で相談ができる放課後アプリとして登場した。CMも放送されていたが、アプリ自体はそこまで知名度は高くなく「知っている人は知っている」程度の知名度であったがある日、おぞましい形でこのアプリの知名度が上がる事になる。
2016年8月25日、ゴルスタ大炎上事件
一見このアプリは学生達がSNSを楽しむ場であり、中身が中高生だけという辺り炎上は起きやすいのではないかと思う方もいるだろうがこの話の発端はまさかの運営である。
主な所業
- アプリをインストールする際、電話番号や住所、通学中の学校や位置情報…果てには保護者のクレジットカード情報を要求される。
- 24時間365日の厳重監視。少しでも運営を批判したり、異論を投げるとアカウントが凍結される。その批判に賛同した人も同様。
- 運営批判をした場合、「営業妨害」として警察に通報すると脅す。
- 個人情報を意図的に流出させる。
- アカウント凍結がされた場合「反省文を送れば解除します」と言い、Twitterやメールで反省文を書かせ、運営に協力的になるように言いつける。
- 反省文が書けない(Twitterの垢を持ってない等)という場合、「反省文(メモ書き)と学生証の画像、学年・都道府県をメールで送信してください」と言う。
- アプリ内で批判をしてなくてもTwitterやその他SNSでゴルスタの批判をした場合、問答無用でアカウントは凍結される。そして「見つからないと思ってるんですか?」とユーザーを監視下に置いているような恐ろしい文章を送信。
- 法的用語を適当に並べユーザーを脅す。結果、運営に洗脳された中高生が湧く。
などなど、SNSアプリとしてあるまじき事を犯している。元々この運営元のスプリックスは塾経営が本業であるところから、学校の中でも外でも生徒を管理し尽くすような、現在の学校教育の延長としてこのようなことを行ってしまったと分析する人もいる。
そして炎上…
その勢いは予想を遥かに上回り一日も経たないうちに30万ツイートを突破。当然ながらトレンド1位を記録。運営のアカウントには大量のクソリプが投下され、2ちゃんねるでは即座にスレが立てられる。騒ぎを聞きつけた加工屋がゴルスタのクソコラを大量制作し、「誰が一番早く垢BANされるか」を競うゴルスタチャレンジまで開催される。
これに影響されたのかは定かではないがゴルスタが緊急メンテナンスを実施。運営側は個人情報を晒したツイートを削除。しかし既にそのツイートが撮影されており、言い逃れが聞かなくなったゴルスタ運営とそれに洗脳さ中高生らが「こんな事をしても何も意味はありません。運営批判はやめてください」というどっちが発端なのか分からない発言をするも粉砕される。こうしてツイッタラー・2ちゃんねらーその他諸々を巻き込む大炎上へと発展する。
その後
ニュースにてゴルスタ運営の謝罪内容が明らかにされた。しかしその内容は「運営がヒートアップしてしまいました」というような謝罪だった。
その後、App Store、Google Playの両ストアからアプリを配信停止にし、「ゴルスタ内部の清浄化」と「利用規約違反者の通報」を告知、その裏で元ゴルスタ民へ復帰を促すメールを送るなど迷走が続いた。なお、APKpureからはダウンロードが可能であった。
そして9月5日、スプリックスはゴルスタのサービス終了を発表。理由としては、「一部の運営担当者の再教育云々の問題ではない」とされた。また、ゴルスタの牽引力となったアイドルも解散することがゴルスタ内部で発表された。
共産圏の言論統制が体験できる?
以上のような香ばしい内容から共産圏の言論統制が体験できるアプリだとTwitterやニコニコ大百科などでネタにされ、「ゴルスタはゴルバチョフとスターリンの略だ」等とも言われるほどである。
(ただし、ゴルバチョフは共産主義を終わらせた人なので、単なる巻き添えである)
中高生オンリーのシステムとして最も一番近いものと言えばポル・ポトが行った事だろうか。
ゴルスタに登録された個人情報の行方
先述の通り、アプリインストールには多数の個人情報の登録が必須であった為(無論、登録者は未成年)もしこれが大量流出した場合は恐ろしい事になるのは目に見えている。
外部リンク
関連タグ
1984年(小説) - 監視・密告を扱ったディストピア小説。これもゴルスタと似た体質の世界観を持つ