概要
ドゥエマーとはゲーム『The_Elder_Scrolls』に登場する種族の一つである。
シロディール語表記は「Dwemer」。ほかディープエルフ(Deep Elf)などの別名もあるが人間はドワーフ(Dwarf)、エルフはドゥエマーと呼ぶようである。
上記の通り、本シリーズにおけるドワーフは、エルフの種族である。
タムリエル大陸にいる種族の中でゲームキャラとして選べない、"滅びた種族"である。遥か太古の昔に姿を消したといわれており、ゲーム中においては山の中にドゥエマー達が建造したといわれている遺跡や機械類、および生活の道具などがその痕跡を残すのみである。
現在(第四紀)においてさえ全種族の中で最も科学が発達している。魔法を組み合わせた「魔法科学」あるいは「魔法工学」のようなものを創始し、それらの技術により魂石を用いて制作されたロボットやオートマトンなどが現在も主人達の遺跡を守るガードとして機能しており、冒険者や盗賊たちが遺跡に忍び込んで宝探しをするのさえ命がけとなっている。
種族
第一紀700年ごろに起きた「レッドマウンテンの戦い」において突如姿を消したと伝わっている。
詳しい容姿は知られていないようだが、書物の一つには「大きめな子供くらいの男女みんなに髭がある」と記述されている。 (※1)
他の人種や文明よりもはるかに進んだ、高度な人種や文明であったことが知られている。工学、工芸、金属細工、石細工、建築、都市計画、科学、数学、魔法などの様々な技術や革新的な開発があったとされる。
その知能は子供の年齢でも高く、10歳にも満たないうちにゴーレムを組み立てられるほどの卓越した知能を有していたという。 (※2)
しかし同時に様々な拷問器具なども開発していたとされている。特にファルメル(スノーエルフ)を相手とした人体実験や拷問は凄惨を極め、スノーエルフを現在知られる盲目の怪物に変えてしまったのも彼らだといわれている。
また、チャイマーの研究によると、最盛期のドゥエマーは「音」の分野に並々ならぬ興味を持っており、音を探鉱・医療・建築・心理学に応用していたとされる。意志の弱いエルフや人間などを、開発した巨大な音響共鳴装置の音によって喜ばせたり恐怖させたりと自由に操り、使役することもできたという。(※3) (※4)
- 『エルバン動物寓話集:オートマトン』
- マロバー・サル著『キマルヴァミディウム』
- リヴス・デムネヴァンニ(ESO)
- ドゥエマー学者、ヴォリナラ・クリーブ著『ドゥエマーの巨大構造物案内』
歴史
【第一紀】
- 220年ごろ
特殊鉱物「エセリウム」を発見。のちに各都市間でこれを巡る争いが勃発し内戦となる。弱体化したところをスカイリムのノルドたちに占領されたという。
- 320年ごろ
再びドゥエマー達が都市を取り戻す。
- 700年
「レッドマウンテンの戦い」において突如姿を消したと伝わっている。
その他
- 実はドゥエマーの生き残りもおり、「Morrowind」において一人登場している。ドゥエマーの消滅が発生した時は別の次元にいた事でたまたま助かったようである。なお本人によると「久々に戻ってきたら同族が居なくなっていた」とか。
- 神の存在などを信じていないわけではないが、神やそのアーティファクトも彼らにとっては研究対象であるらしく、直接読むと悪影響が出る星霜の書を、機械にかけてリスク無しに内容を読み出す方法を確立するという高度なことをやったかと思えば、知人に召喚してもらった神に力や知恵を試すというバチ当たりなこともやらかしていたりする。 (※1)
- Skyrimにおいては、ウィンターホールド魔術大学の研究者であるアーニエル・ゲインが、ドゥエマーの謎について実験を計画していたが……
- マロバー・サル著『アズラと箱』
関連イラスト
関連動画
下記動画にあるような金属系の文明がドワーフのものである。
滅びて数千年も経っていながら今なおファンタジー世界に似つかわしくないほどケタ違いな機械文明の技術を有しており、この技術力は他の種族の追随を許さないほど。