演出-石井くに子
概要
『[[重甲ビーファイター]』の28話に登場。
ジャマールではない。
本人曰く、別名「鬼ババ」と呼ばれている。
人間態は和服姿の老婆である。
次元から次元を渡り、その次元の土着生物を漬け物にして好事家へ売りつけている。
活躍
アースアカデミアに市民から、街の風景を撮影していたら奇妙な光景が映っていたというビデオが届けられる。
そこに映されていたのは、和服姿の老婆が、背中に背負った樽の中に人間を吸い込むという恐るべき映像であった。老婆の正体は、次元から次元を渡り、その次元の土着生物を漬け物にして好事家へ売りつけている、異次元漬け物屋・ババンバ。
ババンバの漬け物樽の中身を確認しようとするビーファイターだが、よってたかって老人をいじめていると誤解を受け、通りすがりの義侠心厚い丸川繁造老人にババンバの身許をかっさらわれてしまう。
若い頃に妻を亡くし、身よりも無く長く一人暮らし……という丸川に関する情報収集のやりとりを、にこやかに河川敷を自転車で走る老人カップルの図に声だけ被せる、というのは面白い演出。
丸川繁造老人「うちはどこだい?」
ババンバ「流れ者に、うちなんてあるかい」
丸川繁造老人「寂しい暮らしをしてたんだなぁ、あんたも」
ババンバの態度に一度はへそを曲げる丸川だったが、花を愛でるその姿に、ときめきゲージが急上昇。
丸川繁造老人「どうも、俺、あんたに、一目惚れ、しちまったみたいだな」
そして、いきなりの告白
丸川が席を外した隙にババンバの身柄を確保したビーファイターは、脅迫により漬け物にされかけていた人間を救出。
別の次元へ立ち去ると告げるババンバだったが、丸川繁造老人は地球に残ってくれと頼んだがババンバは自らの正体を見せ丸川繁造老人は驚いて気絶した隙に立ち去った。(目が覚めた丸川繁造老人はババンバの本当の姿を見たことで気絶した自分に情けなく激しく後悔した。)
次の次元に行くババンバの前にジェラが現れとある儲け話を聞きまんまと乗せられババンバは拓也を自身の漬物樽に吸い込んだ。
ババンバ自身はこれで一生遊んで暮らせるとジェラに言われたことで逃げる。
丸川繁造老人から「馬鹿な商売から足を洗え!」と説得されるがまた自身の正体を見せるが丸川繁造老人はびくともしなかった。
丸川「もう俺はびびったりしねぇ。本気で肚決めたからよ。
てめぇと夫婦(めおと)になるってな!」
「このわけのわかんない爺め!」
ババンバの正体を見せられても怖じ気づかず、腹に膝蹴りを決められながらも追いかけ続ける丸川。
丸川「お、お、俺と夫婦にー!」
丸川は樽を使い街の人からババンバを見かけたか聞いていたところを大作に見つかり止められるが「惚れたら悪いかよ!」と言い、ババンバが寂しく生きていたことで丸川も同じなのでその優しさもわかるから探していたことに大作は胸を打たれた。
鷹取舞がババンバを発見した。
ババンバはこれで高く売れると思ている。
片霧大作から「あんたは騙されてる!拓也も俺達も人間なんだ!」、舞も「食べても不りょうちょうじょにはならないの」、丸川「利用されただけなんだ!お前は悪党に」と言うが今まで一人で生きていたババンバは信用しなかった。
仕方なく大作は樽を破壊するがジェラはババンバの樽を封印してしまったことに悲しむババンバ。
自身には樽しかなく、封印されてはもう漬物が作れなくなり自身の命でもあった。
ジェラに封印を解いてくれと言ったが、ビーファイターを倒せと言われ戦うことになった。
しかしジェラから見捨てられた上にジャマール戦闘機に攻撃されてしまう。
何故自身も攻撃されることに戸惑うがジースタッグとレッドルから「ジャマールは最初っから封印を解く気なってなかった」と言われた。
攻撃の際に樽は落としてしまったところを丸川は必死になって樽を守った。
ジースタッグとレッドルから「爺さんは必死なんだ!」と言われたことで丸川の気持ちが本気であったことを知る。
丸川のことを信じ「あんた」と夫婦のように呼び人間たいの姿になった。
ジースタッグとレッドルが必死になってババンバを守るために戦う姿を見て改心し樽を捨てる覚悟を持った。
そうババンバは本当にずっと探していた落ち着ける場所,心を許せる場所を地球へ見つけ、丸川と共に樽を壊し拓也を助けた。
樽と引き換えに丸川と言うかけがえのない宝を手に入れた。
次の日ババンバは丸川と共に漬物屋で働いている。
余談
ビーファイターでは珍しく改心し生き延びているキャラクターである。