CV:金野恵子
スーツアクター:伊藤祐子 ※人間態も担当
第50話での素顔の演者:シェリー・スゥエニー
概要
本作の敵組織・ジャマールの3幹部の1人で、傭兵軍団の軍団長を務める女戦士。普段は様々な次元を渡り歩き、腕利きの傭兵をスカウトしている。
赤を基調としたコスチュームと、無機質な仮面が特徴。女性だが戦闘力は高く、手にした電磁ムチを自在に操って敵を攻撃する他、持ち前の屈強な身体を生かした格闘も得意とする。またジーラという人間体へ変化する事も可能で、物語中盤~終盤にかけて度々この姿で活動している。
ギガロと同様に首領ガオームへの忠誠心は厚く、ヒステリックで部下さえも平然と見捨てる冷徹な性格の持ち主である一方、自身の認めた相手には情け深さを垣間見せる事もあり、ジャマールの中では一番仲間想いでもある。実際作中でも多くの傭兵から慕われており、ジェラと傭兵の間で様々なドラマが展開されるエピソードも散見される。
ややナルシストな面もあるようで、2代目レッドルの舞からおばさん呼ばわりされた際には、自身をジャマール一の美貌であるとムキになって反論した事もある。
結末
物語終盤、ジャマールが最終作戦を発動させる中で、永遠の生命をもたらすという異次元生命体・セントパピリアを巡ってガオームと袂を分かったシャドーことブラックビートの討伐を命じられるが、その過程でシャドーからはガオームの冷酷非情な本性を突きつけられた上、それを裏付けるかのようにガオームに尽くしながらも、捨て駒の如く無残に扱われたギガロの最期を目の当たりにした事で、ガオームに見切りを付け離反を決意する。
これ以降、生命が尽きようとしていたシャドーの望みを叶えるべく行動を共にし、同時にガオーム打倒の機会を窺っていたが、かつての部下にして盟友であった傭兵・ヒドラの死をきっかけに、単身ガオームとの決着を付けるべくジャマール要塞へ乗り込む。そこでガオームの正体を知り挑みかかるも、圧倒的な力の前に為す術もなく返り討ちに遭い、要塞から放擲され地球次元へと落下したところで、ビーファイターに看取られながら息を引き取った。
今わの際に、前述のジーラとも異なる金髪の白人女性のような本当の素顔を見せており、また同時に元はジャマールによって滅ぼされたとある次元の生き残りである事、そして「滅ぼされるよりも滅ぼす側になってやる」との思いからジャマールに身を投じた事も明かしている。
また、結果的に見捨てる格好となってしまったシャドーにも負い目があったようで、物陰よりジェラの最期の様子を窺っていた彼に対し、「セントパピリアを手に入れ、自分やガオームに蹂躙された者たちの代わりに生き延びてくれ」とテレパシーで「遺言」を託している。
関連タグ
首領ガオーム ギガロ シュヴァルツ(重甲ビーファイター) ジャグール
魔忍シルビア:人を模した仮面で素顔を隠した女性である特撮悪役。
ジスプ、デギウス、伏井出ケイ、クバル:故郷を滅ぼされて悪の道に走った幹部・怪人繋がり。クバルの場合は故郷を滅ぼした首領に忠実なフリをしつつも仇を取ろうと画策していた。
大星団ゴズマ、ノットレイダー:ある意味、首魁を除く構成員のほとんどが、ジェラだけで構成された組織。
シック・ヴァラクロロフェノル:こちらはある意味本人と配下が全てジェラだけで構成されている。