「俺は・・・キングジスプだぁぁぁぁぁっ!!!」
概要
スペースマフィアの地球攻撃指揮官。
他のエイリアンと違い、人間にインヴェードした状態で火を放って攻撃を行うことも可能。
当初はザジにインヴェードして病室からゾドーやリーガ達に命令を下していたが、第19話から自ら前線に立ち、破壊活動を行うようになる。
後にザジをブルースワットに奪還されてからは別の人間にインヴェードして「ムッシュJ」を名乗った。
目的のためなら敵ごと部下を葬ろうとする冷酷な性格で、この為に構成員から何度か叛逆されたこともある。予告では「片腕のヤニミをブルースワットに倒され、復讐を誓う」とされたが、そのような描写もなかった。
(強化後)
一度ブルースワットに敗れた後、第38話にて改造手術によってパワーアップすると同時に怪物のような姿となり、それを期に組織を乗っ取らんとする野心を抱き始めることとなり、クイーンと対立するようになる。
機械化した左手からビームを放つ。
終盤では自らが支配者にならんとドクター・アルドに自身を改造させ、エイリアンを自らの支配下に置く力を持つ服従フェロモンを発する能力を身に付ける。これによりクイーンや従者二人、シグまでをも自らの手中に収めて自ら「キングジスプ」を名乗り、エイリアンの頂点に立った。
しかし自身が口封じしたアルドの電子頭脳のメモリーを元にセイジが服従フェロモンを無効化するガスに開発したことにより失敗、最終的にはブルースワットの猛攻を受けて戦死した。
ジスプが支配者の立場に異常にこだわるのは、故郷の星で彼が支配され、搾取される身分だったことに一因がある。「支配とは、されるものではなく、するものなのだ」と独白しているあたり、スペースマフィアの一員としての残忍さと共に必ずしも絶対悪とは言い切れない面をも併せ持つともいえる。
『重甲ビーファイター』特別編にてその怨念は魔導師ジャグールに取り込まれてしまっている(なお同作で小峰はジャンパーソンを演じている)
ザジ
演:佐野茂
ブルースワットメンバー・シグがインヴェードした広瀬剛の息子。
物語開始より10年前の交通事故に巻き込まれ意識不明になり、父と同じ病院に入院していた。そこをジスプにインヴェードされ、ムッシュ・ザジを名乗りブルースワットの前に敵として現れた。
インヴェードしたエイリアンごと宿主の人間にダメージを負わせるスーパーウェポンを所持する。
シグ達が手を出せない事をいいことに卑怯な方法で彼等を散々苦しめたが、第29話で体調が一変したことでジスプに見限られたところをブルースワットによって救出され、ゴールドプラチナムの力で洞窟に避難したが、後にジスプにインヴェードされたシグの手で引きずり出されてしまったことを受けて、ショウ達のアジトで保護されることになる。
終盤、意識が回復しかけたことで広瀬剛(シグ)から移植手術を受け、ビーファイター特別編でのシグの話によると体調が回復して学校に通っているとの事。
ムッシュJ
演:笠原竜司
第37話から登場したジスプの新たな素体。素体となった男性の素性と本名は不明。
柄に騎士をかたどった仕込み杖を武器とし、柄の部分からビームを放つ。
衣装は『仮面ライダーブラックRX』のダスマダーの服の流用。
余談
最初の顔は「宇宙人らしくていいじゃないか」とシナリオライター達からは好評だったが、演出畑出身である堀長文プロデューサーが「やっぱり顔がないとカメラが据えられないんだよ」と言ったことで強化後の顔になったという。