概要
『暗黒竜と光の剣』または『紋章の謎』の舞台であるアカネイア大陸の西方にある大陸で、北に「リゲル帝国」、南に「ソフィア王国」という二つの国家が存在している。
創世
両国家の建国神話を記した『バレンシア黙示録』によれば、力と欲望を司る神ドーマと美と慈愛を司る女神ミラの兄妹神によってバレンシアが創造されたとある。しかし世界統治について互いの方針にすれ違いが起きてしまい、争うようになってしまう。
長き戦いに終止符を打つため、ドーマとミラは盟約を交わした。それは「大陸に横断する川を境界線にしてドーマは北の地を、ミラは南の地を領土とし、それを踏み侵さないこと」である。
この盟約が守られることによって両国の安寧は保たれていくが…。
リゲル帝国
ドーマの導きによって建国された国家であり、自然環境は厳しいものの武力によって支配している。建国当初から軍事力が重視されており、それに関する伝統が受け継がれている。
帝国創造の神としてドーマが信仰されているが「力こそが全て」を掲げているため、逞しく育つ代わりに優しさを失ってしまったそうである。
ソフィア王国
ミラの導きによって建国された国家であり、ミラの加護によって温暖気候と肥沃な大地に恵まれている。建国当初から農業生産力、文化や芸術の奨励がされていたため栄華を極めた。
王国創造の神としてミラが信仰されているが、長く限りない豊穣によってその信仰心が薄れていき、享楽に溺れ退廃を極めるようになってしまったそうである。