概要
地球連合軍戦略生物研究所の研究員で、北米のヘドラ研究所の副所長だった楊弘徹の部下。
2046年、プロジェクト・メカゴジラ失敗とメカゴジラの喪失によって全世界に絶望感が広がる中、少しでも人類に希望を与えるあまり、ある嘘を広め始める。
「実はゴジラは一度セリザワという科学者の開発した水中酸素破壊剤オキシジェンデストロイヤーによって倒されており、今いるゴジラは二匹目である。博士は自分の発明が人型生物同士の戦争に使われることを恐れ自ら命を絶ったが、オキシジェンデストロイヤーそのものはどこかに残されておりそれを使えばゴジラを倒すことは不可能ではない」
この嘘に信ぴょう性を与えるべく、自らの若いころの写真を加工してセリザワの写真とした。
その後、かつての仲間たちが本当にゴジラを倒せる化学兵器を生み出そうと放棄されたヘドラの研究施設に集まっていることを知り、自分もそれに参加。日本のイジュウイン博士が研究していたJ-MO7の培養を進めていたが、研究所は突如出現した赤い甲殻類型の小型怪獣の群体による奇襲に遭い、自分以外の仲間は全滅してしまう。
シェルターに篭城してオキシジェンデストロイヤーの件も含めた事の次第を記したメールをアキラ・サカキに送信し、小型怪獣がシェルターの鉄の扉を溶解していく光景を伝え、行方不明となった。
小型怪の正体については自分たちの実験の産物という「希望的観測」と、ベーリング海から南下したガニメの亜種という二通りの推測をしていた