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ガルーダ(FF3)の編集履歴

2024-05-16 01:15:54 バージョン

ガルーダ(FF3)

がるーだ

RPG「ファイナルファンタジー3」に登場するボスキャラ。

概要

主人公達の乗る飛空艇が砲撃を受け、不時着した都市国家サロニア。そこでは王の理不尽な命令により、サロニア軍の兵士同士が戦わされる異常事態になっていた。

王の影で糸を引いているのは大臣ギガメスらしいと突き止めた主人公達は、城を追放されていたアルス王子と共にサロニア城に乗り込むが、ギガメスが一同に襲い掛かる。

彼の正体は、伝説の怪鳥ガルーダだったのである。

恐怖の「かみなり」

印象度においては、ラスボスに匹敵するであろう。

全体にダメージを与える「かみなり」攻撃がとにかく恐怖であり、3回も食らえば全滅は免れない。その上、たまに繰り出す打撃攻撃も強力な為、回復がとても追いつかないのだ。

これにより何十万何百万回とリセットボタンが押され、多くのプレイヤーが涙を飲んできた。


全員が竜騎士にジョブチェンジし、ジャンプで「かみなり」をかわしつつ、落下攻撃で倒すのが唯一の攻略法である。それでも、運が悪いとジャンプの前に「かみなり」を食らったりしてやられてしまう場合もあるくらいで、とにかく侮れない、ストーリー中盤最大の強敵である。


街中で情報を集めていれば、竜騎士関連の話題が多く出てくることと、イベントで竜騎士専用武器が入手できることから、このジョブの重要性に気づくはずだが、その辺りを怠って通常パーティで戦いを挑んでいては、ほぼ攻略は不可能。

前述の通り、砲撃で飛空艇が壊れている為、このイベントをクリアしない限りサロニアからも出られないので、完全に詰んでしまったと思い込み、初めからやり直したプレイヤーも多い。


実は「かめのこうら」を2個使えば「かみなり」のダメージを1に抑えられるので後は適当に殴るだけとなるのだが、FC版3には補助魔法の効果を人知れず消滅させる重篤なバグがある事もあってこの手のアイテムの有効性を認知している人が少なく、またここまでの「かめのこうら」の入手数の手前4人中3人は犠牲になってもらうしかない事もあって、当時この攻略法を知る人は一人旅縛りなどをしている一部のモノ好きのみに留まっていた。


ついでに言えば、このバトルの前後には、ギガメスに操られてアルス王子を殺そうとするが、最後の理性を以って自分自身を刺す事で踏みとどまり、王子に後を託して息を引き取るサロニア王の悲劇的イベントがある。ところがガルーダに敗れてリプレイとなれば、そのシーンを嫌でも見ざるを得ず、気の毒なサロニア王は何度も何度も自害させられてしまうのだ。

本当にあらゆる意味でプレイヤー泣かせなボスである。

3Dリメイク版

DS版(現3DR版)ではカラーリングが白になり、神鳥ガルーダのイメージになっている。

「かみなり」は「いかずち」に名称が変更。

魔法防御が高い魔法職はともかく、物理職は一撃で倒されかねない程の威力になった。

加えて二回行動となり、いかずちと通常攻撃を同一ターン中に行ってくるため

瞬間火力ではさらに恐ろしいことになっている。

ただし、運が良ければいかずちを使わずに通常攻撃を2回行ってくることもある。

またターン開始時に全員がジャンプ中でも行動をキャンセルする事がなくなり、着地した後であらためていかずちを撃たれる事もある。


HPそのものはFC版の2倍になっているものの

主人公側の攻撃性能はそれ以上に強化されているため

火力に特化した戦術を取れば、こちらの被害が大きくなる前に撃破することが狙える。

竜騎士のジャンプの他、風水師の地形、学者での攻撃アイテム使用なども有効。


なお、一部では「天狗のあくびを学者でガルーダに使えば一撃」と言われることがある。

天狗のあくびはサロニアで出現するニードルモンキーかソーサラーが極稀に落とすか

熟練度99のシーフがいればニードルモンキーから盗むことも出来る。

但し、余程闇雲に熟練度稼ぎをしているのでもなければ

この時点でシーフの熟練度が99に達していることはまずないため

攻略法として期待できるものではない。

まだ水の洞窟に出てくるローパーからボムの右腕や北極の風、神々の怒りといった攻撃アイテムを手に入れ

複数名が学者にジョブチェンジして使って威力で劣る分手数で補う勝負した方が現実味がある。

ピクセルリマスター版

攻撃回数が1回に戻り、FC版よりもジャンプのダメージが安定して入りやすくなっている為、レベルと熟練度次第では1ターンキルも可能。

ただし、家庭機版では若干調整が入り、ジャンプによるダメージが入りにくくなっているとのことで、実質的に強化された。

余談

FC版でのあまりの強さとユーザーのトラウマからか、ファイナルファンタジー用語辞典では「全滅の雷帝」と記述されていた(2010年頃もしくはそれ以前)。

そしてその称号(?)は、後年のFFRKのサブタイトルにも採用されている。

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