ヒューマンバグ大学の世界ではヤクザシリーズをはじめ土地に関するストーリーが多数存在する。以下の地名はヒューマンバグ大学の世界に存在するものである。
概要
主に東京が舞台であるが地名は架空の物となっている。初期動画では佐竹博文の住む地域に「馬具市」というザックリした呼び名が付けられていたくらいであったが極道や半グレの抗争が展開されるに辺り徐々に細かい設定が作られた。
なお、極道・半グレ・復讐代行業者・殺し屋等のキャラクター達を中心にした物語である関係上、これらの町は有り得ないほど治安が悪い。
1話の中だけで数十人どころか百人単位の人間が死傷することもあり、チンピラやマナーの悪い人間が起こす大量の軽犯罪も一般市民が被害者となる強盗・強姦・殺人等も後を絶たない。
故に、今までおびただしい数の人間が殺人・再起不能レベルの重症・強姦等の被害にあっている。
更に物語が進むにつれ、これらの町だけでなく日本、ひいては世界規模で治安が悪い傾向にあることが判明してきている。
その上(物語の構成上仕方の無いことだが)この世界の警察がマトモに機能している描写も異様に少なく、毎回事件や悪事を解決するのは血みどろの暴力を使って殺戮をもたらす裏社会の人間達がほとんどであるため余計に始末が悪い。
※公式ツイッターによると終戦直後の混乱期がモチーフであり、弱体化した警察に代わって極道が自警団として機能していた時代をイメージしているとの事。ただし、舞台設定はあくまで現代であり、技術についても現実とのリンクが見られる。
今後更にMAPは拡大していく予定。
日本
戒炎発祥の地。また天羽組と懇意な岡口組もここに本拠地を構えている。その他、我妻京也が学んだ田宮道三の道場があり、元エルペタスの時透柚貴が率いた半グレテロ組織「ゼウス」の本拠地もあった。
主な舞台ということもあり、「街」「地区」という作中独自の行政単位が用いられている。
東側に位置し、黒焉街・志正町・空龍街と隣接している。先述の佐竹や綾瀬美桜が住んでいるアパートがあるため動画初期の馬具町にも相当し、病院や焼き肉店がある。また天羽組の飯豊朔太郎が住んでおり、天京戦争で飯豊はこの地で相良颯誠と壮絶な戦いを行った。また、宮本を殺害した件で天羽組に壊滅させられた真鍋組が拠点としていた。その他、伊集院茂夫に始末された「爆弾魔の川瀬」や羅威刃の小湊圭一も住んでいた。
ちなみにこの界隈の暴走族が問題だったが、戒炎の上堂新一によって一斉に傘下に入ったことで問題は解消された。現在は裏神が拠点を構えている。
墨田区がモデルと思われる。
- 志正町
久遠町・貴凛町・黒焉街に囲まれた町で、紅林二郎が住んでいる。志正中学校や、アイドルフェスのライブ会場や重要文化財に指定されている金田家医門がある賑わいを見せている町。中央東側に位置する。紅林シリーズが基本的にこの街での話だった場合相当に治安が悪く、紅林がいなかったら無法地帯になっていた。金田家医門の件で紅林と因縁があり、のち京極組から戒炎傘下に寝返った鉄刀兄弟が外道ビジネスを行っていた。
足立区がモデルと思われる。
- 空龍街
北側に位置し、久遠町・志正町・貴凛町・竜桜町と隣接している。小峠華太が所属する極道組織の「天羽組」が拠点としている日本随一の繁華街。キャバクラや風俗などのピンク街がその面積の大半を占め、天羽組に粛清された犬養が経営していたペットショップもこの空龍街にあった。そのほかにも大規模なショッピングモールもある模様。天羽組の事務所は、空龍街の南東側に位置する。
新宿区がモデルと思われる。
- 黒焉街
南側に位置し、貴凛町・久遠町と隣接している。久我虎徹が所属する極道組織の「京極組」が拠点としている繁華街であり、半グレ組織の「羅威刃」も拠点としていた。佐竹曰く、お世辞にも治安は良いとは言えないとのこと。カラオケボックスやピンク街、ニューハーフやオネエのバーが立ち並ぶ「道明寺通り」が存在する。道明寺通りにある鷺沼徹二のオネエバーは、黒焉街の知る人ぞ知る駆け込み寺らしい。またカラオケボックスの反対側にはラブホテルがあり、ラブホテルの西側には急勾配の坂道がある。京極組の事務所は、黒焉街の南東側に位置する。また、埠頭の倉庫がある関係上、海岸にも面している模様。
この街の堅気の住人達は総じて京極組との結び付きが強く、風俗店やキャバクラ店のような水商売の店のみならず、喫茶店のような一般の飲食店ですら京極組に守代を支払う店が多数ある事に加えて、警察が汚職や職務怠慢に無能さで当てにならない事も相まってか警察よりも京極組に対する信頼が厚く協力的な傾向にある。
- 竜桜町
西側に位置し、貴凛町・空龍街と隣接している。24時間営業のコンビニエンスストアや工場に竜桜二高がある。天羽組の八隅が韓国系マフィア「罵覇無鵜斗(バハムート)」に竜桜町でシノギを出来るように提案したほか、京極組の菱山が半グレ組織「亜濡琵栖(アヌビス)」の篠田を始めとした中枢を壊滅させたところ。また、娘のために足を洗い牛丼屋を営んでいた元京極組の別府を殺した半グレの丹波が拠点としていた。高級タワマンが32軒建っておりそのうちの1つに天京戦争の元凶こと日下孝次郎が潜伏していた。
当時7歳だった城ヶ崎賢志を捨て父親から逃げた城ヶ崎母が行き着いた場所であり、同時に城ヶ崎の没地となった場所。のち獅子王組に花宝町を叩き出された羅威刃が潜伏してヤサを構えている。
- 朱雀町
空龍街の隣にある…と思われていたが、実際には久遠町・村雨町・綾波町と隣接していた。それだけに中規模の繁華街があり、キャバクラと風俗店が多く存在する。喜多川との出世争いに負け、天羽組に謀反を起こし独立した南田が本拠地を構えていた。また、紅林がかつて働いていたバーの常連だった女性たちが屯していたところ。天羽組と提携を結んだ轟組がここを拠点としていたが、組長の逮捕で解散した後に天羽組にシマとして引き継がれ、轟組が管轄だった風俗店等の利権を引き継ぐ事になった。
- 貴凛町
竜桜町・空龍街・志正町・黒焉街に囲まれた街。EL戦争後は株式会社モーリーのメンバーがここで商売を営んでいる。中央西側に位置する大きな公園で瓜生龍臣と香鈴は移動式パン屋の「うりゅうのメロンパン」を営んでいる。その他、バース・智也・さゆりによるかき氷&焼き芋屋の「氷誕屋バース」、金鳳智と町田寅泰による「金鳳石鹸」もあり、モーリーの協力者の鶴城史之舞は「つるのおにぎり」を営んでいる。この地には先述の罵覇無鵜斗のシマがあったが、八隅を騙し討ちにしたことによる天羽組の報復で罵覇無鵜斗は壊滅、そのまま天羽組のシマになっている。また、京極組のチャカを盗み販売した半グレ「戯我死(ギガデス)」が拠点としていた。どうやらこの町はバグってるレベルで、速水泰輝からも指折りの物騒な地域と語られており、いろいろな事件が起きるとのこと。しかし瓜生がメロンパン屋を開店して以降は、貴凛町を荒らす者が瓜生によって徹底的に排除されたことで凶悪な犯罪組織が軒並み壊滅し、弱小組織が細々と存在する空白地帯へと変貌した。ちなみに天羽組・京極組・河内組・愛天雄の構成員はいずれも瓜生から痛い目に遭っている。京炎戦争時には瓜生がEL戦争に本格的に参戦し不在になったことから、上京してきた戒炎によって残存勢力も一掃され戒炎の本拠地になった。戒炎は住民には手を出さず町のヤクザや半グレを掃討して治安維持に努めるなど、住民からのヘイトを受けないようにしていた。また瓜生らとも敵対しないように立ち回った。戒炎は最終的に壊滅したが、この時期はEL戦争終結に伴い瓜生などモーリーの面々や鶴城が新たに商売を始めていたこと、戒炎残党の大半が裏神に吸収されたことなどにより、戒炎壊滅の影響による急激な治安悪化は発生しなかった。その後発生したME戦争ではエルペタスが極力民間人を巻き込まない方針を取っていたこともあり、戦争終結までこの抗争による著しい治安悪化は発生しなかった。
渋谷区の代々木がモデルと思われる。
- 村雨町
南に位置する。黒焉街・久遠町と隣接している。関西の武闘派極道組織である「天王寺組」が利権を奪うために進出してきて、支部を作っているとの噂があり、後に城戸丈一郎率いる城戸派のヤサとなった。なお、城戸派壊滅後の状況は不明である。
- 花宝町
東に位置する。久遠町・綾波町と隣接している。天羽組(旧・田頭組)と長年敵対していた老舗の武闘派組織で阿蒜寛太が所属する「獅子王組(旧・河内組)」のシマ。空龍街や黒焉街同様夜はキャバクラが賑わいを見せる街で西田朋恵が経営するスナック「ララバイ」がある。風俗店が多いのが特徴。繫華街の離れには住宅街があり、伊集院のアシスタントである流川隆雄が母や妹と共に住んでいた。東雲政権下の羅威刃が一時期ヤサを構えていたこともある。
- 綾波町
南東に位置する。花宝町・久遠町と隣接している。日本有数のナマコの名産地であり、繫華街が多くある空龍街・黒焉街・花宝町に比べると緑のあるのどかな地域。京極組が河内組との利権争いに勝利し漁業組合の利権を持っている。また綾波金物という町工場がある。
それとは別に武闘派極道組織である「北大路組」のシマであり、羽王戦争では天王寺組戸狩派のヤサとなっていたが天羽組に敗北して撤退。その後は左翼テロ組織の「日滅軍」が屯するなど無法地帯と化している。
- 雲雀町
南西に位置する。黒焉街・竜桜町と隣接している。ここはサバゲーが流行っており、野田一と・小峠・速水・飯豊がサバゲーをした。伊集院シリーズに登場した極道組織である「雲雀清瀧会」がシマとしている。また、三門一郎太が社長を務めるナツメ金融の拠点もここにある。
- 琥珀地区
北東に位置する。空龍街と隣接している。
- 下嵐地区
南に位置する。黒焉街・村雨町と隣接している。日本最悪クラスのドヤ街らしく生きるために犯罪行為に手を染め、窃盗や刃傷沙汰は数え切れずだとか。獅子王組の橘花清志郎がかつて幼い頃に住んでおり、橘花の母親も実際に母の弟が刺し殺してしまった。
閏間地区は神奈川の中でも比較的東京に近いエリアで天羽組と同盟関係にある極道組織「家入組」が拠点としている地区。位置的には川崎市がモデルと思われる。家入組と同盟関係にある伊藤組・岩田連合・巻田組も本拠地を構えている。
天羽組&家入組と天城戦争を繰り広げている武闘派極道組織「神城組」が拠点としている地区で蒼穹街に本拠地がある。
神城組と抗争している武闘派半グレ組織「凱娃」の本拠地がある。
武闘派極道組織「隼瀬組」の本拠地があるらしい。
紅林や不来方ひな太(鬼頭丈二の従弟)と渡り合ったことがあり「桜花会」を率いていた桜庭恵吾の出身地。具体的な地名は不明だが、桜庭の元に乗り込んだ紅林と西条秀郎が名古屋駅で降りた描写があるため名古屋市の可能性が高い。
現在は京極組の赤坂祥太郎の出身地。
武闘派極道組織である「五条組」の本拠地がある。
天羽組と懇意の栗林組、茂木功志郎の古巣である「煮苦粋」の本拠地があるが具体的な地名は不明。
- 鳳来町
関西最大の武闘派極道組織である天王寺組の本拠地が存在する街。治安が乱れているエリアであり、天王寺組は治安回復に向けて半グレなどの粛清を進めている。また、半グレ組織「鉄血裏(てっちり)」も鳳来町への進出を目論んでいるらしく、天王寺組と衝突している模様。
同名の自治体が愛知県に実在したが、おそらく無関係。
- 赤森地区
大阪の一地区。いわゆる被差別地域であり、この地区の出身者は学校で一方的に悪者扱いされたり希望の職につけなかったりと社会全体から不当な差別を受けている。天王寺組の戸狩玄弥と渋谷大智の出身地でもある。
妹尾隆仁が率いていた「真燐破」の本拠地があった。
深道真津梨の出身地で天王寺組の浅倉潤に滅ぼされた「青葉組」の本拠地があった場所だが具体的な地名は不明。
独立半グレ組織時代の鳳崎桔平と深瀬大也が本拠地を構えていた。
中国
メキシコ
マッド・カルテルの本拠地がある。またメキシコの拷問ソムリエであるフェルナンドが住んでいる。ファビアンJr.は先住民族出身。
韓国
パク・ソジュンの母国。マッド・カルテルの支部もあるようだが、裏神の攻勢に乗じてマッド・カルテルからの独立を望む下部組織が反乱を起こした模様。
ポリネシア
仏領ポリネシアにはジェフの故郷がある。
近隣の島にはマッド・カルテルが所有する麻薬の原料植物を育てる農園があったが、フランスによる核実験の影響で使い物にならなくなったため、報復として駐留していたフランス軍の一拠点を壊滅させた。