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『いらっしゃい タコさん あなたは何を望みますか?』

概要

ゲーム『スプラトゥーン3』の追加コンテンツシナリオ『サイド・オーダー』に登場するキャラクター。

主人公の8号が迷い込んだ「秩序の世界」の住人で、「ユメエビの露店」という露店を営んでいる。塔の攻略を進めると秩序の街に出現するらしい。

秩序の世界の住人たちは8号に興味が無いのか話しかけられないが、ユメエビは他の住人と異なり8号に興味があるらしく、唯一言葉を交わすことができる。

露店では秩序の塔で手に入るアイテム「シンジュ」と引きかえに、オキモノやステッカー、ネームプレートなどのアイテムを交換してくれるらしい。

余談

元ネタは名前の通り「ユメエビ」と呼ばれるエビ。一般にはほぼ知られていないような、かなりマイナーな生き物らしい。実際論文などもかなり少なく、ネット上で「ユメエビ」と検索しても元ネタではなくこっちのキャラの方が検索結果としてヒットするほど

あまりにマイナーすぎるせいか、Googleでは「ユメエビ」と検索しようとすると、検索候補にサイド・オーダー関係のものしか出てこない、という割と深刻なサジェスト汚染が引き起こされている。

イカ研はどうやってこの生き物の存在を知ったのだろうか……?

作中では

この先、サイド・オーダーのネタバレを含みます。

「どうかあなたの望むものが見つかりますように。」

秩序の塔を攻略し、一周目のエンディングを見るとお店が解放される。

初回は品物が少なく、曰く『塔の攻略は秩序の世界に影響を与える』ことで徐々に解放される。

また、塔の最上階をクリアしなくてもある程度周回すれば品物が充実してくる為、高難易度が苦手なプレイヤーにも優しい仕様になっている。

ユメエビの露店に並ぶ商品をすべて購入すると、「本日のオトシモノ」という日替わり商品が並ぶようになる。こちらは完全ランダムである。

イイダ「アレッ? ワタシ、ネリバースにそんなお店

    作りましたっけ…?」

なお、秩序の街イイダが作り上げた仮想現実「ネリバース」だが、イイダはユメエビの露店を作った覚えはないらしい。

インタビューで明かされた情報

後にファミ通のインタビューでその正体が少し言及されたが、秩序世界の住人たちは仮想世界を構成しているプログラムのノード(ネットやプログラムを構成する個々の要素)がプランクトンの姿として表れたもので、ユメエビはプログラムのノードとして生きるプランクトンたちの中で唯一、この世界が仮想世界であることに気付き始めている存在とされている。

話し言葉が機械翻訳のような支離滅裂感のあるものとなっているが、これはネリバースに生き物の意識が集合した際、さまざまな意識が混ざり合ったものがたまたまユメエビに流れ込み、あらゆる地方の生物の思考が混ざったため、支離滅裂で訛りがあるものとなったらしい。

また、様々な意識が混ざり合っているため博識だが、ネリバースとともに生まれた赤子同然なので何にでも興味を持つらしい。8号に興味を持ったのもそのためなのだろう。

ニンドリのインタビューでは、ユメエビが集めるシンジュには秩序世界のデータが詰まっていると語られており(イイダがハッキングにシンジュを使用するのもそのため)、仮想現実である秩序世界の真実を知るという目的のため、シンジュを通じて世界のことを知るべく、シンジュを集めているとのこと。