概要
2024年のニコニコ動画関連へのサイバー攻撃に伴い、ニコニコ技術陣がなんと3日で開発した動画サービス。
名称の由来はニコニコ動画の最初期バージョンであるニコニコ動画(仮)であり、ロゴやUIも(仮)時代を彷彿とさせるものになっている。
あくまでも一ヶ月以上に渡る復旧までの繋ぎであり、機能は最低限のものしか搭載されていない。視聴可能な動画は2007年から始まる過去の人気動画から自動で抽出されたごく一部のみとなっている。
コメントも仮設版独自のもので、以前のコメントは見られずまた復旧後の動画には反映されない。
視聴に際しアカウントすら不要という、非常にシンプルで割り切った仕様だが、それ故に敷居が低く使い易い。
ニコニコ動画創設期に人気を博した特濃動画の数々に、多くのユーザーが懐かしさと過ぎ去りし日々に脳を焼かれることとなり、X(旧Twitter)を中心に話題を集めた。
視聴者からは「敵のサイバー攻撃を受け付けない旧世代機が救援に駆けつける超胸熱展開」「ロボットアニメでよく見る旧式の大活躍回をまさかニコニコ動画で見るとは思わなかった(要約)」と驚きの声が上がっている。
またサービス開始から数時間も経たないうちに、スクリプトを用いたか全動画にもこう語録だの加藤純一語録だのを大量にコメント投稿する荒らしが発生。Googleフォームを利用した動画・コメント通報機能は初期から存在していたが、荒らしに辟易するユーザーの声が多く発生したことから、同日中にコメント非表示機能、次いでコメントNG機能が追加実装された。
本サービスの復旧に向けて忙しい中での実装だったため、改めて現ニコニコ運営のユーザーの声重視の姿勢が垣間見えた一件となった。