「これでいいんだよね?凍」
概要
『暗号学園のいろは』に登場するキャラクターである。
人物
一年A組6番。5月8日生まれ。
眼鏡をかけた長髪の少女。「暗号解読」と書かれた本を常に携帯する。
暗号を解くのが好きで、一流の暗号解きになるのが夢。至って模範的な生徒といえる。他者への世話焼きと冷酷さの両面をもつ。
推理小説「ガチの人」。かなり造詣が深く、語りだすと止まらない様子。推理そのものも得意。
洞ヶ峠凍と何かしらの接点があり、ときたま凍へ呼びかけをする描写がある。
機械駆使(メカクシ)
彼女が使用する眼鏡兵器。使用者の解読能力を著しく低減させる。鍛錬及びハンデ用の眼鏡兵器。
活躍
席替えテトロミノ
ただひとりの指名を断られた正答者(牡丹山春霧)を指名した正答者。あぶれた絣縁沙に辛辣な言葉を口にする。
兵棋演習(マダミス)
Dグループに配当。いろは坂いろはにコスプレの手伝いをしてもらい、牡丹山を演じる。持前の推理力で、いろは坂の推理の補強発言もしている。
学年大将念々対戦
第一回戦にてB組とC組の対戦を偵察。その二チームが同盟を組んだことを、牡丹山を追う形でいろは坂に報告した。E組と決裂する形で試合を終えたA組の、決勝戦における立場の悪さに言及。いろは坂は、最強チームを集めるべく夕方多夕に失言半減質疑応答の再選を申し入れるのだが、夕方は勝負に乗ったうえでいろは坂側に有利なようにルールを変更。ハンデ戦にて前回以上のトラウマが植え付けられようとしている状況を見て、雁音は「凍 見てられなくなったらこれはさすがに割って入るわよ?」と眼鏡へ話しかける。(これに対し凍は「いいよ。」と返す。)勝負が丸く収まっても、夕方への懸念をかもしている。
暗号学園メタバース(ネタバレ注意)
絣に頼まれてメタバースへの出兵を決める。自分が断ったら牡丹山が出兵することになると、やはり他人に気を遣っている。
出発階は地下25階。上述の眼鏡兵器デバフがかかった評価のため、実力はさらに深層階に相当。クリアしたフロアの暗号がリセットされることを知り、後続を楽にさせられないことを残念に思う。
強制エンカウントイベント
軍法麻雀(マーシャルマージャン)!
終始他の生徒が安全であることを気にかけてきた雁音嚇音。暗号学園メタバースをプレイすることは、解読失敗による脳への多大なダメージのリスクを負うことも意味する。弱者保護の使命感をもつ彼女は、それにうってつけのフロアにたどり着く・・・
いろは坂いろはが絣縁沙、小芝井躾と共にたどり着いたときには、地下44階雀荘フロアには雁音嚇音と華衣謬の二人が待ち構えていた。対戦でトップになった人から先へ進めるルール、いろは坂vs絣vs雁音vs華衣で軍法麻雀が開戦する。心理戦が要となる麻雀においては、表情を読める特技をもついろは坂が活躍すると思われた。が、
「気を付けてねいろは坂くん」
「0点割ったら終了だし」
「4着になったら1年間メタバース出禁のペナルティだから。」
雁音がいろは坂から24000点を奪取。彼女が実践したのは、この雀荘フロアの特性を利用しての、弱者のメタバースからの追放。既に亜鉛亜鈴、骸骨雀メタンガス、遂七不思議ピケを地上に送り返していた。次はいろは坂らが標的となる。
「戦争だろうと迷宮だろうと 生きておうちに帰れたら勝ちよ」
いろは坂が表情を読めるように、雁音は文字通り手が読める。指の動き・手首のしなり・関節の角度・爪の血色・握りの強弱・指紋掌紋を手掛かりに、相手の考えを読み取れる。いろは坂に自身と同等、むしろそれ以上の生存能力があると思わしめた。
対戦の流れを支配していたが、いろは坂の「表情を読ませる」能力により逆転され、トップから4位に転落する。雁音の負けが確定し、これから退出しようというとき、いろは坂に手指暗号を送る戦場の踊り子の救出を頼まれ、最終的には了承した。
2年後
メタバース編の2年後、救出された元戦場の踊り子は、彼女に感謝の意を述べている。
余談
彼女の他者への世話焼きは凍による依頼である。かねがね凍との通信を行っていたのはこの旨だろう。ただし、メタバースでの良心の暴走は凍もさすがにやり過ぎと評している。