概要
CV:阿部敦
スマホゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』の男主人公で、女主人公リンの兄。
大陸版での名前は"哲"。妹からは「お兄ちゃん」と呼ばれている。
優しく、慎み深い性格。周到に事を成す、安心できる存在。
ゲームの舞台・新エリー都の六分街でレンタルビデオ店「Random Play」を営む20歳ほどの青年。しかしそれは表向きの姿で、その正体は危険区域ホロウでの行方不明者捜索や物資回収を専門とする凄腕のプロキシ(案内人)である。その筋では妹と共に「パエトーン」という通称で知られている。
上述の通りビデオ店の経営者だが本人も映画通で、好みのジャンルはアートとドキュメンタリー。妹と交代制でビデオの仕入れをしているらしく、微妙に好みが違うため入荷する商品のジャンルを巡って妹と張り合うことも。
自室を綺麗に整理整頓しており、妹の乱雑なままにされたベッドを見て代わりに片付けていた昔の頃を思い出す等、几帳面で世話焼きな印象が強い。また多趣味な妹と違いインドア派のようで、リン曰く運動不足。
出身は過去の騒動で崩壊した旧都で、訳あって二人でいまの六分街へと引っ越してきた。
プロキシ
作中世界における職業の一つで、危険区域ホロウの監視やルート構築を行うオペレーター。
ホロウは貴重な物資が眠っているが構造が難解で、空間の膨張やルート分岐を繰り返すため非常に迷いやすい。しかもエーテリアスと呼ばれる異形が徘徊しているほか、長時間いると身体が侵食されて自分もそのエーテリアスとなってしまう為、考えなしの探索は自殺行為とされる。
ゆえに探索をサポートする案内役が必須だが、警察組織「治安局」によって無許可の探索は取り締まられており、正規の調査員が使う探索用の自律型ボンプも一般には出回っていないため、非合法もしくは緊急の仕事はプロキシに頼むのが通例となっている。無論、発覚すれば懲罰の対象となるので、依頼は匿名性のインターノットで行い、プロキシ側もアカウントネームで本名は明かさないのが暗黙の了解である。
概要の通りアキラとリンの本職はこのプロキシで、非合法ながら業界屈指の手腕を持ち、邪兎屋などホロウレイダーからは頼れるプロとして度々助力を依頼されているほか、同業者からも憧れの対象となっている。
その堅実な仕事ぶりからパエトーンというだけで次々仕事が舞い込んでくるらしく、ある騒動でそのアカウントを失った際にはプロキシ業務の収入が1/3にまで減ってしまったそう。
仕事の際はホロウに向かうエージェントにイアス(上記イラスト奥)というボンプを同行させ、自分達はH.D.Dと呼ばれるコンピュータでそのイアスを遠隔操作、道案内をする。イアスは店番などに使う一般ボンプの改造品でマップ構築、カメラ、音声通話などの機能が搭載された優れモノ。
ただし何度か触れた通り二人のプロキシ業務は無許可なので、正規の仕事を受けたり、治安局の関係者と出会った際には自律型ボンプのフリをしている。
ゲームにおいて
いわゆる指揮官タイプの主人公で、ソシャゲでは珍しく名前は固定で変更不可。代わりに新規で作ったサブアカウント名を設定でき、それがいわゆるユーザーネームとなる。
プレイアブルキャラとして操作できるのは拠点である新エリー都周辺に限られる。冒険パートに該当するホロウでは裏方を担当するため画面には映らず、プレイヤーは主人公ではなくクライアントであるエージェントを操作する。
リンを選んだ場合はNPCとなり、妹の世話や裏での情報収集といったサポート担当になる。物静かな性格や運動不足設定、ほか各々の描写から几帳面かつ世話焼きのイメージが強いため、こちらの方がしっくり来るという声も。
とは言え妹と二人暮らしという設定から主人公にすれば「妹にお世話される兄」になれるので、あえてこちら選ぶという妹萌えのユーザもいる。
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