概要
シナリオ:<境界線のプロトコル>
古明地こいしをKPとし、彼女が姉からプレゼントされたというクトゥルフ神話TRPGのオリジナルシナリオを霊夢、魔理沙、レティ、文の四人でプレイしていくという内容。
現代日本で、同窓会で再会した四人の男女が岐阜県山奥にある廃村に人探しに行くという設定で
戦闘や神話生物等と並び、特にホラー色を強く押したシナリオとなっており、探索すれば手がかりが集まって解決という一般解に対してアンチテーゼ的な側面を持ち、FUD等の独自システムも含め他のシナリオと比較しても特徴的であるとされる。
また、今作の特徴として『探索者同士の情報の差別化』も挙げられ、プレイヤーはそれぞれ職業や技能を他プレイヤーには秘密にしている。また、圧縮言語は禁止されていて、プレイヤーが他プレイヤーに情報を伝える際は、必ずどこまで話すか考え、自身の言葉で伝えなければならない。
動画の内容は実際のプレイに基づいている。ニコニコ動画内におけるクトゥルフ神話TRPGブームの
かなり初期からある老舗シリーズである。全32話+反省会で完結した。
登場人物
探索者
博麗霊夢:山本鈴
名古屋で医者を志す研修医。幼少の火傷のせいで外見が悪く、浮いた話と縁がない。夏休みを過ごしていた所、山奥の廃村にある観測所から帰ってこない大学院生の様子見を友人から依頼される。そのため高校の同窓会で再会した3人に声をかけ、件の廃村へと向かうことになる。
知性、教養、敏捷が極めて高く、筋力と外見を除けばそれ以外も標準以上である。外見は極端に低い。
射命丸文:岡田澄人
黒方組に所属するヤクザ。インテリだがその分荒事は苦手。表向きは流生の助手ということになっている。意外と細かい所にも気が回る性格。一応イケメンの部類に入るのだが、他の男二人のせいで霞んでしまっている。鈴の人探しに協力するが、実は上司から命じられた廃村の方面へ消えたという組の取引相手の調査が目的。
知性や教養に優れるが、精神が低いため初期SAN値はメンバー中最低。また、筋力や敏捷も低い。
レティ・ホワイトロック:黒沢流生
鍵開けの技術に長ける泥棒であり、黒方組お抱えの諜報員。表向きは探偵。澄人とコンビを組むことが多い。冷静な性格で、様々なことに推理を巡らす。かなりのイケメン。今回は澄人と同じ理由で鈴に協力する。
体格が小さく、泥棒なのになぜか敏捷も低いが、それ以外は高水準の能力値を持つ。
霧雨魔理沙:倉薄遼太郎
新米警察官。正義感溢れる性格で、メンバー1のイケメン。上司から最近怪しい噂を聞く廃村の非公式な調査を命じられており、鈴に協力する傍らそちらも調査することになる。
特別に低い能力はなく、全体的に優れた値を持つ。
KP
古明地こいし
今回のゲーム進行を担当する。若干鬼畜なキーパーで、自縛へ誘うシナリオと合わせ常にプレイヤーから警戒されている。
しかし警告は比較的わかりやすく、サービスをする場面もあり、有情である。
NPC
誰もいないはずの廃村が舞台のため、導入部分を除いてほとんど登場しない。
ネタバレ防止のため一部のみ記載。
山田(西行寺幽々子)
鈴の学生時代の友人。専攻は気象学。鈴に大学の観測所から帰ってこない院生を、レポートで忙しい自分に代わって様子見をして欲しいと頼む。
沢田(天 天和通りの快男児)
黒方組の構成員で、澄人や流生の兄貴分にあたる。仁義に篤いヤクザ。最近動向の怪しい組の取引相手の調査を二人に頼む。
伊沢(伊沢マサキ)
遼太郎の上司。行動力と腕っ節で評判な警官。神隠しの噂を聞く廃村の非公式調査を遼太郎に命じる。
院生
今回のストーリーのきっかけとなった人物。山田と同じ学科で、研究のため観測所に向かった後に消息を断つ。
その他
シナリオをこいしと共に作った。
これが動画の設定上の架空の話なのか実際に共同制作だったのかは明記されていない。
しかし、シナリオ進行中のKPの反応と対応(想定)が一致していない
(こいしがPLの予想外な行動に驚いた際、ゲーム進行上の処理は用意してあった、反省会での「想定してあったから焦って使った」というセリフ等、他)ことから実際に居た可能性がある。
冒頭で「何か分からない事があったら言ってね」と言ってくれたが初心者とは思えない
(ニコニコ大百科コメント欄にてPL本人登場、本当に全員初心者とのこと)。KP、PL達のおかげで全く出番が無かったかわいそうなお方。
ただまったく無意味というわけではなく、境界線のプロトコル(規定するもの)というシナリオテーマがあってのゲスト出演だと思われる。