雛月加代
ひなづきかよ
人物
小学校時代の藤沼悟のクラスメイト。北海道出身。誕生日：1977年3月2日生まれ（藤沼悟と同じ日）「バカなの?」が口癖。周囲とあまり関わりを持たず、クラスの中で“浮いた”存在。オセロやトランプが強い。家は母子家庭で、母親・雛月明美とその愛人から虐待を受けている。毎週土曜日になると虐待を受け、月曜日までに傷を直せと氷水に顔を押し付けられている。その家庭環境故に卑屈な性分となってしまっており滅多に言葉を発さず、クラスでは貧乏故に偏見を持たれている。
オリジナルの時間軸では1988年の連続誘拐殺人事件の被害者となり、3/1に死亡してしまう。悟が一度目の再上映（リバイバル）で過去に戻り死を回避するため奔走し、改変後は積極的に関わってくる悟に心を開き、悟たちのグループに入り無事に3/1を無事に乗り越え生き延び、11歳の誕生日を迎えることができたものの、結果的に3/2の夜に殺されてしまう。
原因は母親の虐待によるものと思われていたが、実際は物置小屋から誘拐されて殺害されて物置小屋に戻されていた。
二度目の再上映による歴史の改変後は悟が犯人よりも先回りして、悟たちに誘拐されたため事件に巻き込まれずに済む、その後、悟の母、佐知子の協力もあって八代学と児童相談所に保護され、祖母の家に引き取られた。その後、八代と市教育委員会の計らいで、祖母の家から再び美琴小に通うことになり、悟達と再会する。
中学生になった加代は、事件に巻き込まれた悟が意識不明となり入院してから、毎日、悟の見舞いに行った。その献身的な姿は憔悴した佐知子にも希望を与えていた。学校で起こったことを報告し、他の友人とも一緒に見舞って、病院は賑やかだったが、それでも悟は目を覚まさなかった。加代は見舞いのため中学校では部活もしていなかった。それを懸念した佐知子の配慮によって知らぬ間に悟が、千葉の総合病院に転院させられたことを小林賢也に渡された手紙によって知ることになる。それを機に自身も前へ進むことを決める。
その後は杉田広美と結婚し、子(未来)をもうけ悟のいる病院へと訪れる。
