「善行も悪行も本質は同じ 人が自らの欠陥を補うための行いに過ぎない」
【アニメ】CV:宮本充
概要
年齢は1988年時は27歳。(小説版より)
生徒を下の名前で呼ぶ。
とても面倒見がよく、生徒や父兄からも信頼を集める。
また、悟に雛月加代の誕生日を教えたり、児童相談所に加代の事を連絡したりと悟に協力し、悟からも大きな信頼を得ている。
また、彼の言ったある言葉は悟に父親像を彷彿させた。
煙草を止めた代償行為でプライベート空間では飴が手放せないという意外な一面もあり、彼の車には大量に飴が積まれている。
愛車は『トヨタ・スプリンターカリブ』。
心の中に空いた穴を埋めていくのが人生という人生哲学を持っている。
余談
中の人ネタ、雰囲気、顔立ちが似ている為か、某ジャンプSQ作品の某キャラと一緒に描かれる事も少なくない。
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この先ネタバレ注意
誘拐事件の被害者になる可能性がある柳原美里に近づく為尾行していた悟。だが美里を見失ってしまい、その際に走り去っていくトラックを目撃した悟は美里が攫われたのではないかと不安がよぎった。美里の安否の確認をする為、偶然通りかかった八代に協力して貰い、八代の車に乗りこんで共にトラックを追いかけた時だった。
プライベート空間では飴が手放せない八代に飴を渡す為、いつも大量の飴が入っているはずのダッシュボートを悟は開けるが、そこには飴は入っていなかった。不思議に思いながら八代を見ると八代は不敵な笑顔になり言った。
飴入ってないんだ…
だってこれ、僕の車じゃないんだ
信頼を集める教師であるが、正体は連続小学生誘拐殺人事件の真犯人。
悟が経験した本当の1988年で雛月加代、杉田広美、中西彩を殺害。
また2006年では誘拐現場を目撃した悟の母親藤沼佐知子も殺害している。
彼の殺人手段は一人でいる事の多い児童を狙い、自分に捜査の手が回らない様必ず別の犯人を用意するという非常に悪質なものである。
1988年では白鳥潤、2006年では悟が殺人の罪を着せられている。
リバイバルした1988年で悟と賢也たちのお陰で加代・広美・彩は常に仲間に囲まれるようになり、彼の3人の殺害計画は失敗に終わる。
しかし、自分の計画を阻止した代償行為として美里を利用して悟をおびき寄せる。
計画通り罠に嵌った悟を盗んだカリブに閉じこめ、水温1℃の氷の張る湖内へ車両ごと沈んでいくのを見届けたあと、「僕はこの街を去る事にしたんだよ」と言い残して彼は去って行った。
アニメ版
その後、昏睡状態に陥った悟が2006年に目覚めた後、
おもむろに病室を訪ねてきた。
15年前の事件は時効であったが※
話がしたいと車椅子を押していった。
屋上に上がり、しばらく話した後
突き落として、後を追うことにした。
しかし飛び降りようと下を見たところ、クッションが敷いてあり無傷であった。
その後、殺人未遂の容疑で緊急逮捕となった。
※2007年以降、改正された。現在は時効無し
原作版
出生時は御子原姓であるが、中学生時に両親が離婚し八代姓になる。
2006年時には市議会議員を務めているが、結婚して婿養子に入った際に改名している為西園学(にしぞの まなぶ)という名前になっている。
(アニメ版では、CVも大泉一平という変名となる)
また殺害計画時の変装中は古賀という偽名を使用する為、彼を指す名は多い。
2歳年上の兄から暴力を受け育つ。
実は白鳥潤とは同じ小学校出身であり、虐めを受けていた白鳥潤に「負けない気持ちが勇気」と彼が言った事が、白鳥潤が「勇気」を言う様になったきっかけに繋がっている。
小学生の時に学校でクラスメイトから頼まれ、増殖して困っていたハムスターを全て引き取る。
帰宅するとそのハムスター全てを水の入った果実酒用の大瓶に投入して処分しようとしたが、力尽きて浮いている他のハムスターの上を渡り歩いて一匹だけが生きのびる。「他者の死の上に立つ生存者」という刺激的な光景に目を奪われ、その経験こそが彼の殺人動機へ繋がるようになる。
ちなみに生き残ったハムスターはスパイスと名付け、命尽きるまで飼育した。
この影響か、ある体験からか、特定の存在の頭上に蜘蛛の糸が見える様になる。
(この糸については原作・アニメ・小説全て媒体によってやや意味合いが異なっている)
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