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概要

正式な名称は「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 改2号機」。

カスタム仕様と思われるギリシア語アルファベットが最後につく。(β、γなど)

破にて、第10の使徒との交戦で損傷した機体をヴィレが修復、改造したもの。

破壊された右側頭部と切断された左腕は機械パーツで補修されており、全体的にサイボーグじみた外見となっている。

また左腕は様々なアタッチメントに換装することが可能である。

搭乗者は式波・アスカ・ラングレー

装備

β仕様

US作戦時における状態。

大気圏外での活動、及び封印柩の確保を目的とした装備である。大型のロケットブースターを複数装備し、左腕にはアンカーランチャーを装備している。ウェポンラックのデザインなどの若干の差異はあるが、全体的なイメージは破におけるそれと大差ない。

γ仕様

US作戦後、装備を換装された状態。全体的に装甲デザインが一新され、以前よりも堅牢なイメージとなっている。

セントラルドグマ最深部での戦闘においては分割が可能な双刃の薙刀を使用し、エヴァンゲリオンMark.09エヴァンゲリオン第13号機と渡り合った。

γ仕様時に用いた左腕のアタッチメントについて

γ仕様時において使用されたアタッチメントはそれぞれ番号の割り振られたレフトコンテナなるコンテナに格納されており、状況に応じて換装することが可能である。換装の際には、まずコンテナごと装着してからコンテナの外郭部を吹き飛ばす方法とコンテナからアタッチメント本体を出してから直接取り付ける方法がある。

・1番

海中を航行するための装備。スクリューや舵が取り付けられている。関節機構はオミットされていると考えられ、装着時にはアタッチメントの真ん中あたりで基部と接続する。

・2番

五本の指をもった義手。ヴンダー主機の点火作業やエヴァとの近接格闘において使用された。人間の手に近づけたことで、モノを掴むことや手首のスナップをきかせた武器の扱いなど、より感覚的な動作を可能にしていると考えられる。

・3番

近中距離砲戦用の回転式速射砲。発射速度の調節が可能である。

コード777

モードチェンジによって制御リミッターと一部の拘束具を解除し、エヴァのポテンシャルを引き出した状態。

破のときと比べて、露出する制御棒の数が減っており、ウェポンラックだけでなく胴体部分の装甲もすべて脱落している。

Qにおいては破で見せた以上の激しい形態変化を見せており、牙の巨大化、さらなる素体の膨張、尾の出現、四足歩行への移行など、より獣らしい状態にまで変化した。

劇中の活躍

破から14年後の世界にて、大気圏外に封印されていた初号機を強奪すべく、改2号機βはEVA8号機αと共にUS作戦に参加した。

防衛用の質量兵器やEvangelionMark.04コード4Aの妨害を8号機の支援のもと退け、初号機の封印柩を確保することに成功した。しかし、封印柩に潜んでいたコード4Bによる攻撃を受け窮地に陥ったが、瞬間的に覚醒状態となった初号機によってコード4Bが破壊され、改2号機は地上に帰投した。

帰投後は改2号機γへと装備を換装し、ヴンダー主機の点火作業などを行った。

その後、シンジが奪取されたことを受けてネルフの動きに警戒していたヴィレが、新型エヴァの起動を確認したため、8号機βと共にセントラルドグマ最深部に投下され、Mark.09や第13号機と交戦した。

第13号機のRSホッパーをすべて破壊し、善戦するも内蔵電源の残量が少なくなり、第13号機と組み合った状態で機能がダウンしてしまった。その隙をつかれて第13号機に殴り飛ばされてしまい、充電のために一旦戦線を離脱した。

改2号機が充電中で動けない間に、第13号機によって槍が引き抜かれてしまい、エヴァンゲリオンMark.6及び内部に潜んだ第12の使徒が活動を再開した。改2号機は充電が完了すると、左腕アタッチメントを銃器に換装し、使徒に対して攻撃を加えたが、全身がコアで形成される使徒に効果はなかった。

その後、覚醒した第13号機が地上へと移動すると、地上へ這い上がり、改2号機はMark.09に制御を奪われたヴンダーを救出すべく、Mark.09の排除を敢行した。

しかし、全身がコアでできたMark.09を活動限界の時間内に殲滅するのは困難と判断したアスカによって改2号機の自爆システムが起動し、アスカは改2号機を脱出した。パイロットを失った改2号機は抵抗することもできず、Mark.09によって頭部を噛み砕かれてしまうが、システムに則って改2号機は自爆し、Mark.09を殲滅した。

なお、自爆した後の機体の残骸はヴィレに回収された。