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センシティブな作品

異世界拷問姫

いせかいごうもんひめ

『異世界拷問姫』とは、綾里けいしによる日本のライトノベル。イラストは鵜飼沙樹。

凄惨で醜悪で苛烈で劇的な―――世界に断罪されし少女と愚鈍な従者の物語。

概要

綾里けいしによるライトノベル作品。イラストは鵜飼沙樹。

2016年4月に1巻が発売され、2020年2月の9巻で完結。

7.5巻を加えた本編10冊と、完結後に刊行された外伝3冊の計13冊が存在する。

物語は1巻から6巻までの【愚鈍な従者】編と、6巻から【拷問姫】編で構成されている。

物語

「我が名は『拷問姫』エリザベート・レ・ファニュ。誇り高き狼にして卑しき牝豚である」

死後、異世界転生した瀬名櫂人の前に現れたのは絶世の美少女・エリザベート。彼女は『拷問姫』を名乗り、従者として自分に仕えるよう櫂人に命じるが――

「断る」

その後エリザベートに『拷問』と『執事』の二択を突き付けられた櫂人は『執事』を選択。エリザベートの身の回りの世話と、咎人たる『拷問姫』の使命――14階級の悪魔とその契約者の討伐に付き合わされることとなった。

「あぁ、そうだ。余は狼のように孤独に、牝豚のように哀れに死ぬ。たった一人でだ」

登場キャラクター

人類

通称「拷問姫」。本作のタイトルは彼女のことを差す。

自身の全領民から周辺貴族にまで及んだ拷問、惨殺の咎で処刑されることが決定されている美しい少女。『処刑の前に善行を成せ』と教会から悪魔と契約した者たちの処罰が命じられている。数々の拷問具を召喚した凄惨な戦闘(拷問)を披露する。

美少女型の機械人形メイド。とある経緯で櫂人を『主であり恋人』だと認識している。

典型的なヤンデレだが、櫂人のためなら喜んで死ねるし、むしろ死にたい献身的タイプなので、櫂人自身に危害が及ぶことは滅多にない。ただし戦闘能力自体はかなり高く、櫂人に害をなす存在であれば、例えエリザベート相手でも容赦なく敵対する。

例えるなら彼女に近い。

エリザベートの養父であり、彼女に悪魔の肉を与えた人物。

エリザベートを『我が愛娘(マイ・プレシャス)』と呼び可愛がっているが、彼女に反旗を翻されて相討ちになる。

この世界で初めて悪魔と契約した男であり、全ての始まり。

来るべき終焉への対抗手段としてエリザベートをモデルに“作られた”2人目の拷問姫。

錬金術師の一族だけが住む街で育ち、捕えた山賊を相手に言葉を学んだため興奮すると口が悪くなる。

デウス・エクス・マキナ〈機械仕掛けの神〉を使う。

転生者

長きにわたる虐待の末に、無残に殺された少年。死後にその魂はエリザベートに召喚され、彼女の従者を勤めることになる。生前の経験から、恐怖や怒り、憎悪など、激情を覚えると逆に冷静になる側面がある。

エリザベート特製の肉体で召喚されたため、通常の人間よりも死に辛い。

カイトと同じ異世界から召喚された『転生者』であり、エリザベート、ジャンヌに次ぐ第3の拷問姫。

「ハンプティダンプティ」など「マザーグース」の一節を口ずさむ。

混血種

異世界からアリスを召喚した張本人。彼女からは『お父様』と呼ばれている。

獣人種

亜人種

受賞歴など

『綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る異世界ダークファンタジーの最高峰』と称され、

「このライトノベルがすごい!2018」では44位に選ばれた。

編集者:SiriusⅡ
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