ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

臼井儀人の編集履歴

2012-11-21 12:49:21 バージョン

臼井儀人

うすいよしと

日本の漫画家。

臼井 儀人(1958年4月21日 - 2009年9月11日)は、日本の漫画家

静岡県静岡市生まれ、埼玉県春日部市育ち。男性。代表作は「クレヨンしんちゃん」。

本名は臼井 義人(うすい よしひと)。


来歴

1977年に埼玉県立春日部工業高等学校を卒業後、アルバイトをしながらデザイン関係の専門学校に通学するが中退。


1979年、広告関係の会社に入社。スーパーマーケットのPOP広告作成で生計を立てながら、出版社に漫画の持込をしていた。


1987年、「だらくやストア物語」が双葉社・『週刊Weekly漫画アクション』新人賞佳作に入賞し漫画家デビュー。


1990年8月、『週刊Weekly漫画アクション』にて「クレヨンしんちゃん」の連載が開始。1992年にテレビ朝日系列にてアニメ化、1993年にアニメ映画化され社会現象を起こす大ブームとなる。臼井はいくつかの主題歌や挿入歌の歌詞も提供しているほか、劇場版数作品には本人役での出演もしている。また、増刊号として同作品を表紙および巻頭作品として扱った4コマ漫画雑誌『クレヨンしんちゃん特集号』も毎月出版された。


1995年から約1年間、竹書房の4コマ漫画雑誌『まんがライフ』でも「スーパー主婦月美さん」にて表紙および巻頭ページを担当した[3]。


2000年11月、『クレヨンしんちゃん特集号』から『まんがタウン』と改題して4コマ漫画雑誌として独立創刊されたのを契機に、『週刊Weekly漫画アクション』から移籍し引き続き表紙および巻頭作品を担当。また同時期頃より、既婚女性をターゲットとした同社の雑誌『Jourすてきな主婦たち』でも「クレヨンしんちゃん」の登場人物、野原ひまわりを主役とした作品が掲載されていた。


2004年には「クレヨンしんちゃん」原作単行本のプロモーションのためスペイン・バルセロナ市を訪問。その際同国での同作品の普及に感激し「バルセロナでのエピソードを執筆したい」との意向から原作・テレビアニメともにそのストーリーが掲載・放送され、後にスペインでも放送された(2004年5月29日放送「オーラッ!スペイン旅行だゾ」)。


2009年9月11日、かねてより登山が趣味であった臼井は妙義荒船佐久高原国定公園・荒船山へ単身で日帰り登山に行くと言って、早朝自宅を出発。電車を乗り継ぎ、下仁田駅からタクシーで登山口の内山峠へ向かい、そこで目撃されたのを最後に連絡が取れなくなった。翌朝になっても帰宅しなかったことから、家族によって埼玉県春日部警察署へ捜索願が出された。このことは著名な人物の失踪事件として、各種マスメディアでも報道された。


9月19日になり、荒船山の岩壁にておよそ高さ120mの崖下に転落している男性が登山客によって発見され、佐久消防署に通報された。現場の状況から行方不明となっている臼井本人であることが疑われ、9月20日に群馬県警察の捜索隊が現場へ直行し、男性を収容して下仁田警察署へ搬送。家族関係者により遺体の確認作業が行われ、最終的には歯型(歯科データ)が決め手となり、収容された男性が臼井儀人本人であることが判明した。


当地での警察による検視の結果、死因は全身強打による肺挫滅であり、死亡推定時刻は11日午後頃と推定された。滑落現場は過去に事故例がほとんど無いことから、事件性の有無についても捜査が行われたが、現場から発見されたデジタルカメラに最後に撮影されていた画像は崖の下を覗き込むように撮影されたものであったことが判明したことから、事件性はなく、写真を撮ることに夢中になるあまり、誤って足を滑らせて転落したのであろうと報じられた。写真のタイムスタンプなどから、最後の写真は9月11日午後0時20分頃に撮影されたと推定されている。


なお、連載中の作品について、双葉社は9月21日に開いた記者会見にて「既に入稿されている『まんがタウン』2009年12月号掲載分まで続ける」ことを明らかにした。また、『クレヨンしんちゃん』のテレビアニメを放映しているテレビ朝日も原作者死亡という事態を受け、「今後は家族など関係者と相談したい」というコメントを発した。その後2009年11月5日に臼井の遺稿が発見され、『クレヨンしんちゃん』は2010年3月号まで連載が延長された。


また、「クレヨンしんちゃん」が掲載されている『まんがタウン』など双葉社の雑誌に作品を執筆している樹るう、私屋カヲル、山田まりお、後藤羽矢子、笹野ちはるらをはじめ、その他多くの作家が相次いで哀悼の意を表す記事などを自身の日記やブログ、HPのトップページなどで公開している。なお、2009年10月16日にテレビ朝日で放送されたアニメクレヨンしんちゃんでは、冒頭に「臼井儀人先生のご冥福をお祈りします」と追悼メッセージがナレーション込みで放送された。2010年公開の劇場版スタッフロールの最後にも、追悼メッセージが流された。


葬儀は9月23日に密葬にて行われた


サザンオールスターズのファンでもあり、『クレヨンしんちゃん』でしんのすけが(精神的に)大人になった場面で「希望の轍」「あなただけを」の歌詞が掲載された。

そのことは桑田佳祐も知っており、臼井に感謝の意を示したという。

そして自身がDJを務める『やさしい夜遊び』で臼井への追悼を行い、第2期の『音楽寅さん』の最終回では「クレヨンしんちゃんも夢をアリガトウ!!」という歌詞を盛り込んだ「漫画ドリーム’09」を歌った。

臼井に対する最高の手向けのひとつだったのではないか


タグ

漫画家 クレヨンしんちゃん

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました