概要
TC『ドラえもんプラス』2巻に収録の「なぐられたってへっちゃらだい」と、藤子・F・不二雄大全集2巻に収録の「がんじょうぐすり」に登場する。
錠剤の一種で、これを飲むと体が鉄のように固くなり、バットで殴られても平気で、素手で釘を打ったり石を叩き割ったりもできる。成分はバニラ味コーティング、第1強化剤、第2強化剤で、胃で消化される時体の表面に固い磁力膜が発生し、服用者を包み込む事で膜外からの衝撃から身を守る。効果は10分。
各エピソードでの使用例
がんじょうぐすり
ジャイアンも全く歯が立たない隣町の中学生である「きらわれよさぶろう」がやってきて、町内の子どもを自分の子分にしてしまった。ドラえもんはのび太が町の人気者になる絶対の機会であるからと言って、「がんじょう」を取り出す。試しに斧をぶつけてみたが傷一つつかなかった。
薬を飲んで広場に行くと、土管の上のよさぶろうはひとり百円ずつの税金を集めようとしていた。そこへさっそうと現れたのび太は「この町から出てってもらおう」と抗議したが、逆に威嚇されたので、薬を飲んでいるのも忘れて、猛烈に逃げ出してしまった。
みんなはよさぶろうから探してこいと命令された。他のみんなはのび太を見つけるや否や逃げるよう催促するが、スネ夫は逆にのび太をよさぶろうのところへ連れて行き、副隊長(何の?)に任命してやると称賛された。
薬の切れたのび太は空手で殴られてしまうが、その時口を開けたタイミングを見計らってドラえもんが遠くからパチンコで薬をのび太の口の中に打ち込んだ。
結果、のび太は
- パンチを食らっても倒れただけでノーダメージ
- 空手で頭をガンガン殴られても余裕
- 破れかぶれで頭を噛まれても、逆によさぶろうの歯がボロボロになる
と、とてつもない頑丈さを発揮。
ほどなくして、ギブアップしたよさぶろうは街から逃げて行ってしまった。
その後、裏切ったかどでのび太ににらまれたスネ夫は手のひらを返して胴上げを提案したが、いざ持ち上げてみると、のび太は鉄のように重くなっていたので、スネ夫を押しつぶしてしまった。
なぐられたってへっちゃらだい
隣町の暴れん坊である「げんこつげんごろう」がのび太の町にやってきて、手始めにジャイアンをこてんぱんにやっつけ泣かせてしまった。さらに、広場にある土管を空手で粉砕し、町内の子どもをみんな子分にしてしまった。
のび太がドラえもんに相談すると、『がんじょう』を出してくれた。それを飲んだのび太はドラえもんにバットで頭を殴られても全然痛くなく、さらに、金づちのかわりに手で釘を打ち付けることもできた。
広場にこの薬を持って行って、みんなの前で石ころを手の平でバキッと割ると、是非乱暴者を追い出すように頼まれた。快く引き受けたのび太は調子に乗って、この薬を空中高く放り投げて、かっこよく飲もうとしたが、額に当たってどっかへ飛んでいってしまった。
もう一個しか残っていないので、慎重に飲んで、げんごろうと対決しようとしても、げんごろうはどこにも見つかりません。みんなで町中を探しても見つからなく、薬の効き目も切れたところへ、げんごろうが現れた。
絶叫しながら逃げるのび太だったが、、石に躓いて転んでしまい、げんごろうに追いつかれる。が、やられる瞬間、前に落とした薬が目の前に落ちていたので飲みこんだ。すると、のび太の体は鉄のかたまりになり、げんごろうが殴った瞬間逆に手を痛めてしまい、泣き叫びながら退散してしまった。
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安全カバー:上位互換で、こちらは制限時間がない。