概要
ライ勝とは、「青の祓魔師」に登場するキャラクター、ルーイン・ライト(通称ライトニング)×勝呂竜士のBLカップリングである。TVアニメ版第4期で描かれる『雪ノ果篇』にて勝呂がライトニングに弟子入りし、同シーズンのOPにおいても2人がコンビのように過ごしている姿が見られる。そのため、このCPは師匠×弟子、成人×未成年の2つの意味で禁断の関係と言えるものになっている。オイシイ……
紛れもない師弟関係ではあるのだが、何かとだらしないライトニングを几帳面で真面目な勝呂がサポート……もといお世話するという関係性が出来上がっており、2人の絆が見られるシーンにおいても『真面目に本心を告げた勝呂をライトニングが笑って弄りつつも受け入れ、彼がそれに対して見せた本音を勝呂が受け止めかねて困るような反応を見せる』という構図が描かれている。
描写
アニメ・雪ノ果篇の第2話にて、これまでその出身故に祀り上げられて育ち、幼馴染の志摩廉造・三輪子猫丸には『坊』と呼ばれ兄貴分と慕われてきた勝呂が何故突然心機一転と髪を切り(この行為を志摩は「頭を丸めた」と表現していたが実際坊主になったわけではない)、ライトニングに弟子入りまでしたのか、と志摩・子猫丸・奥村燐に尋ねられるシーンが描かれ……
子猫丸「坊、どうしてそこまで……」
勝呂「はぁ…………あの人──ライトニングは、能力も精神面でも今の俺に足らんもんを持っとる……」
「その……つまり…………」
「惚れたんや……!」
「理屈では、上手く説明出来ひんけど…………」
……と勝呂が赤面しながら発言し、それに衝撃を受ける3人の(何故か3人とも勝呂がライトニングに対して惚れたという言葉自体には特に触れず、『まさか自分たちの親分たる勝呂が誰かに惚れるなんて……』とショックを受ける子猫丸、『下っ端なんて無理でしょ……』と宥めようとする志摩、それに対する勝呂の覚悟の強さを伝える言葉を聞いて応援する意思を表明する燐、と何かがズレているような)様子が描写され、視聴者にも衝撃を与えた。
続く第7話においてはある遺跡に足を踏み入れる前にライトニングが勝呂に対し、自分には感情が欠如しているところがあり、そのせいで幼い頃から『悪魔』と怖がられていたこと、今はこれでもだいぶマシになり、その欠点に自覚もあること、いざという時に自分のブレーキとなれる勝呂のような『常識のある真っ当な人間』を傍に置いておかないと不安な時もある、それが彼を弟子にした理由の一つであることを明かし、
「ただ、この先に進めばきっと色んな意味で後戻りできない」
「弟子をやめるなら今の内だ」
「師匠から最後の忠言だよ」
と伝え、それを聞いた勝呂の
「俺がブレーキになります……!ここまで来て、あんたを一人に出来ひん……!」
「最後までついて行きますよ……!」
という男気あふれる発言を「君ってほんとにマゾ野郎だよね」と笑い飛ばしつつも受け入れ、
「でも、ありがとう」
「大変助かる」
……と、たまに見せる真面目な顔で伝えた。