ケロギロ
けろぎろ
概要
ケロギロとは漫画『ケロロ軍曹』に登場するケロロ軍曹×ギロロ伍長のBLカップリングである。
作品としての『ケロロ軍曹』は(特にアニメの影響で)子供の目に触れることも多いため、作品投稿の際には腐向けタグや検索避け等を活用して投稿することを推奨する。
アニメでは、叱咤するギロロが珍しく侵略活動に精を出すケロロの姿に感涙、からの作戦失敗というシーンが頻発している。お約束。
なお、ギロロが侵略活動に対して異様なほどに固執するのには理由があり……?(傾向を参照)
原作者吉崎観音の作品、『宇宙X平衛』にてギロロの傷が出来た経緯を確認できる。
その経緯とは、ケロロが宇宙X兵衛と言い争いになり、隣にいたギロロを盾にして宇宙X平衛の刀を防いだ、というものだった。
ちなみにアニメ3代目EDの『ケロロ小隊公認!熱烈歓迎的えかきうた!!』のギロロパートでは、この顔の傷は戦士の誇りと歌っている。
傾向(※一部ネタバレ注意)
漫画12巻 第九拾四(94)話/アニメ110話 Aパート
原因不明の病に罹り病床に伏したケロロのため、どんな病も治すという宇宙ケルベロスの肝を探す様子が描かれる。
「まったく…カンジンな時に倒れやがって…
隊長のお前が指揮をとらんで誰がとるっていうんだ…?ケロロ…」
しかし宇宙ケルベロスの肝は手に入らなかった。別ルートでケロロの欲しいものを見つけられず悲しんでいた冬樹を横目に、軍人としての非情な現実を淡々と諭していたところ、
「もし我輩に何かあったらさ…
ギロロ お前がかわりに指揮をとるであります」の一言で一気に涙腺を緩ませ、号泣しながらケロロに思いの丈をぶち撒けた。
「ば…バカヤロォ〜!!!
貴様が隊長だろ!!貴様がやらんでどうする!!?」
病人相手に掴みかかり、挙げ句の果てに(ギャグ表現とはいえ)気絶させるほど取り乱していた。
漫画29巻 ケロロンボール編 第250話
ドロロを庇ってアクアクとの戦いに打ち破れ、心身ともに侵食され薄れゆく意識の中で、
「喜べ 念願の侵略王にお前は成るのだ」と語りかけられるも、それを否定し、今際の際に返した言葉は、
「俺は…侵略を完了する アイツを 隣で見たかった…だけ…」という極めて衝撃的な本音であった。
同話の回想で幼少期に邂逅した際の様子も描かれている。
ケロロと出会う前はガキ大将として幅を効かせていたギロロを挑発し、初対面で互いに真正面から拳を顔面に喰らい合った後、
「オレらで侵略(せいこう)しようぜ どうせヒマなんだろ?」との提案をする。
「わるくないな…!」
本文内にて地球侵略はケロン軍の最高任務との説明があったが、その上でふたりが手を取り合ったのである。
覚醒したマケマケのパンチを真正面から喰らい、アクアクからギロロへと無事に戻った後、再度手を差し伸べる。
「侵略はオレらでやろうっていっただろ? ヒマなモン同士さ!」
「そうだな 俺らでやろう」
小説『愛爆発!地球消滅5秒前!!』
このエピソードでは「チューチュードレイン」なる道具が登場する。
この道具、対象となる人物を惚れされる所謂「惚れ薬」なのだが、一滴でも浴びれば目を合わせた人に惚れてしまうというかなり危険な兵器だった。
そしてこの薬が招いた最大の事件は、タママがケロロに惚れ薬を使おうとケロロの部屋に来た際、夏美に使うことを拒んでいたギロロがケロロたちの元に走り迫って来る時に起こった。
ケロロ・タママ・ギロロはぶつかり、タママが使ったチューチュードレインがケロロに浴び、ギロロが捨てる予定だったチューチュードレインが自身に浴びてしまう。
そしてケロロとギロロの両者が目を合わせて、こう発する。
ギロロ「結婚しよう、ケロロ」
ケロロ「えぇ」
そう、まさかの公式によるBLネタだったのである。
この一連の出来事自体は不注意によるものだが、この時の内容がまさしくケロギロ推しの腐女子たちには"歓喜"と呼べる超展開となる。もちろん同人誌などではなく全年齢の"お子様向けの公式本で"である。
しかもこのシーンではラブラブなったカップルがよくする暑い"アレ"をケロロに恋するあの少女の目の前でもしたことが言及されている。
まさに公式が末期。
尚この効果が切れた後、ケロロは「大事なものを失うところだった」と感じてしまっており、ギロロもこの一連の出来事を夏美に見られてしまったことでかつてないほどの絶望を感じることとなった。