かつてメキシコ帝国だった地域の一部が様々な戦争を経由して、1838年に独立。
中南米の中でも豊かな方の国であったが、90年代以降は
麻薬の蔓延による治安悪化が進んでいる。
スペイン語が公用語で、カトリック信徒が多い。
1949年に憲法により常備軍を廃止している。
しかしこれは本当に軍備を廃止したのではなく、その分警察が軍隊としての役割もかねており、
隣国ニカラグア国軍の3倍近い予算を用いて治安警備隊は対戦車ロケットなどの武器やヘリコプターなども装備し、過去に周辺国の侵攻に対し武力で対抗を行っている。
このため、準軍隊として扱われている。
また有事には軍隊を組織し、全国民を徴兵する事を憲法に明記している。
その他に米州相互援助条約(リオ条約)や麻薬取締協定等によりアメリカと密接な関係を持ち、アメリカ軍が駐留する等実質的に軍事面でもアメリカに頼っている。
しかし日本の一部評論家や市民団体の間では未だに「コスタリカは軍隊を捨てた平和な国」という実情とかけ離れた言説が蔓延している。
基本データ
正式名 | コスタリカ共和国 |
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面積 | 51100平方km(四国と九州を合わせた大きさ) |
人口 | 約472万人(2011年) |
民族 | スペイン系、先住民との混血 |
言語 | スペイン語 |
宗教 | キリスト教(カトリック) |