カサンドラ・ノヴァ
かさんどらのゔぁ
解説
2001年7月の『New X-Men #114』で初登場。
チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーXの双子の姉で、弟同様スキンヘッドが特徴の老婆。
『X Lives of Wolverine #1』にて、チャールズの少し前に生まれたことが描写されている。
双子とは言っても生まれる前に母親の子宮内で戦い、敗北。本来生まれるはずはなかったが、下水道の側面で肉塊となって密かに生き延びていた(よって厳密にはミュータントではない)。
チャールズへの憎しみを行動原理としており、彼を殺すために行動している。
MCU版
演:エマ・コリン、吹替:佐倉綾音
2024年公開の『デッドプール&ウルヴァリン』のスーパーヴィランとして登場。
コミック同様禿頭だが、今作では若い女性へと設定が変更(このことから、ファンの間では新三部作の若いチャールズとの関係が指摘されている)。
ジャイアントマンの死体をアジトとして利用し、多数の部下を従えてデッドプールやウルヴァリンと敵対する。
その正体は原典と同様にプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの双子の妹。
生まれついて邪悪な性質を持ち、子宮の中にいた頃にへその緒でチャールズを絞め殺そうとした程。
TVAによって虚無の世界に追放されたが、何でも自分の思い通りにできる無法地帯である虚無を気に入り、TVAと不可侵条約を結んだ上で虚無へ送り込まれた者達の武装コミュニティを築いて自分に従わない者は皆殺しにするという恐怖政治を敷いていた。
その後、TVAのパラドックスにより虚無に追放されたデッドプールとウルヴァリンと対峙。その圧倒的な力で2人を圧倒し一度は撤退に追い込む。
しかし再びレジスタンスと共に襲撃を仕掛けてきた彼らによって手下を全員倒され、自身もジャガーノートのヘルメットによって能力を無効化され追い詰められてしまう。そのままデッドプールから自分たちを元の世界に返すか、このまま殺されるかの二択を迫られるが、最終的にはパラドックスと取引していたパイロに裏切られ銃撃され殺されそうになったところをウルヴァリンに救われたことでドクターストレンジの変異体から奪ったリングを使い、2人を元の世界に返すことに協力した。
ウルヴァリンの説得もあり、改心したかに見えた彼女だったがパイロを尋問し、TVAとパラドックスが協定を破ったことを知った彼女はデッドプール達の世界に現れパラドックスの記憶を読み取り、彼が秘密裏に制作していたタイムリッパーを使って全てのマルチバースの現実を消滅させて全てを虚無に変え、そこに神として君臨するという暴挙に出ようとする。
阻止しようとするデッドプールとウルヴァリンにマルチバースから虚無に送られていた100人のデッドプール軍団を差し向けるといった妨害を行うが、ピーターの協力で切り抜けられてしまう。
その後2人が物質と反物質が流れる装置の導管を繋いでショートさせるという捨て身の荒業を行ったことで装置を破壊され、彼女もタイムリッパーの大爆発によって分子レベルで消し飛び、完全に消滅した。