概要
主人公の1人・レッドが、悪の組織ブラッククロスに襲われて瀕死になったとき、ヒーロー「アルカール」が一命をとりとめさせるためにヒーローの力を分け与えられたことで誕生したヒーロー。本来ならば適合した人格などを持っている必要があるが、こうした事情なので無審査にて力を手に入れた、いわばインスタントヒーロー。ただ、ヒーローの力を正しいことに使うよう忠告されている(それを破ると消去されるとの事)。
戦闘能力
本作品にて、ヒーローとは「種族の一種」である。基本的な戦闘スタイルはヒューマンと同じだが、ヒューマンの特徴に加えて「ヒーロー技」という専用の攻撃方法が使えるようになる。覚え方は通常の剣技・体術技と同じ「閃き」が基本となる。しかも、パラメータが飛躍的に伸びる為、通常のヒューマンとしての状態よりも戦闘能力自体が格段に上がる。しかしその反面、アルカイザーに変身した場合の戦闘ではパラメータが一切成長せず、ヒーローの力ばかり頼っていると本来の力が伸びない。ヒーローの力を使うべき時は、本当に必要な場合だけだというスタッフからのメッセージだろう。
いわゆる変身ヒーローものをRPGという土台で巧みに再現しており、「変身を他人に見られてはいけない」というお約束も丁寧に再現されている(メカは口が堅いので無視できる)。ただ、「見られてはいけない」という条件はそのまま額面どおりに受け取ることで、思わぬ抜け道がある。戦闘不能以状態はもちろん、睡眠・暗闇状態でも「見られていない」からかまわないのである。狙って変身できるのは仲間をメカにしたときぐらいなので、こうした編成をして変身を多用することもできる。