概要
日本の大阪・堺市をモチーフにしたリージョン「シュライク」出身の青年。19歳。ヒューマン(ヒーロー)。
本名は「小此木烈人(おこのぎ れっと)」だが、ゲーム中では「レッド」と通称される。なお間違われやすいが「れつと」ではない。
父である小此木博士が、闇組織ブラッククロスに関する調査をしていたところ、口封じのために現れたブラッククロス四天王の1人「シュウザー」の襲撃を受け、父は行方不明・自身も瀕死の重傷を負う。
しかし、アルカールと名乗るヒーローによって助けられ、命を救う方法としてヒーロー「アルカイザー」となる。
本来ならばヒーローにふさわしい人格を持っているかどうか審査せねばならないところだが、命を救う為という理由でこの審査を省かれる。そのため、事後報告という形だがヒーローとしてふさわしい行動を要求されることになる。
その後は、小此木博士の友人である機関士ホークの元で働くことになり、それぞれのリージョン同士を繋ぐリージョンシップ「キグナス」にて機関士見習いをすることになる傍ら、父の敵であるブラッククロスに関する調査をする。
しかし、リージョンシップのスタッフをやりながらこのような活動をするのは不可能に近く、やがてスタッフから離脱してブラッククロス追跡に専念するようになる。
その他
アセルスとは幼馴染、というか小さい頃に遊んでもらった近所のお姉さん的な関係だった。
キグナス奪還イベントで12年ぶりにアセルスと会ったときに判明するが、妖魔の血の影響で老化が止まっていたアセルスはレッドに「キサマ、一体何者だ!」と思いっきり警戒心を抱かれてしまう事になる。白薔薇姫の事情説明を受けてもなお半信半疑なレッドだったが、最終的には「誰にだって人には言えない秘密があるもんだよな…」と飲み込むことにした。
なお、子供の頃のレッドは「アセルス姉ちゃん」と呼んでいて、よく遊んでもらったらしく、アセルスからは「烈人君」と呼ばれていた。
実年齢では10歳離れている(当時アセルスは17歳、レッドは7歳)のだが、年月の経過により肉体年齢ではレッドが2歳追い越している。
インペリアルサガではレッド当人の中では自身の孤独さとアセルスに対する愛情がセリフから読み取れる。
(レッド側のセリフ)
『どうだい?アセルス姉ちゃん』『助けにきたよ!姉ちゃん!』
『下がって、姉……お嬢さん!』『その人に手出しは許さん!』
(アセルス側のセリフ)
『烈人くん!怪我はない?』『心配したよ、烈人くん!』
『アルカイザー……なぜか懐かしい』『孤独じゃないよ、アルカイザー!』
レッドのシナリオではIRPOメンバーを5人全員仲間にすることが可能。特にドールはレッド編でしか仲間にできない。やろうと思えばそれに反目し独自の動きを見せる地下組織、グラディウスのメンバーも全員揃えられる。
レッドのシナリオでは他の主人公が全員登場する。ただし最後まで連れて行けるのは誰でも仲間に出来るエミリアとリュートだけ。ブルーに至っては「名前が気に食わん」と協力すら拒まれる。
逆にレッドは他の主人公のシナリオには一切登場しない(当然仲間にすることも出来ない)。ヒーローは常に主人公でなくては、との理由かららしい。
ただしアセルス編では「小此木」の名前だけは一瞬登場し、関連自体は匂わせている。
リマスター版では全主人公が仲間になるヒューズ編にて当然彼も仲間になる。しかしレッド編と違い、当然ヒューズ編では主人公のヒューズが第一パーティにいるため、レッド本人の事件シナリオ以外では変身条件を満たすこと自体が難しくなっている。
一方、レッドをメインとした事件シナリオ「ブラッククロス壊滅」ではボス戦毎に突然現れるヒーロー・アルカイザーとしてヒューズを手助けし、(ヒューズ側はその正体に薄々気づいているが)戦闘後に毎回去っていくというヒーローっぽいスポット参戦になっている。
CM時のボイスは唐沢寿明氏が演じた。
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EDでのネタバレ
ブラッククロスを壊滅させ、家族で父の墓参りに来たところホークと再会。ホークと二人きりになるとホークがアルカールだと判明し、サントアリオのヒーロー委員会の意向によりヒーローの力を剥奪される。
ブラッククロス戦闘員の変装を何故か、何処からか手に入れていたり、都合よく手助けしていたりと妙な点はこれまで多々あった。