曖昧さ回避
プロフィール
- 種族:妖魔(上級妖魔)
- 性別:女性
占いのリージョン「ドゥヴァン」の神社で働いている巫女。
自分のことを「わらわ」と言い、老婆のような口調で喋る。
彼女の神社のおみくじはよく当たると評判だが、いつ来ても「売り切れじゃ」。
空術の資質を持つ魔物「麒麟」と深い関わりがあり、空術を求める者を麒麟の元へ導いてくれる。
その正体は妖魔「魅惑の君」オルロワージュの最初の寵姫。故にその名は「0」に通じる。
自ら命を絶ち、転生の法を用いることでオルロワージュの支配を逃れた唯一の存在。
しかし彼からは執着されており、幾度も見つかりそうになる度に転生を繰り返してその手から逃れている。
アセルス編でのみ仲間にできるキャラクター。
ゲームの最序盤でアセルスが白薔薇姫と二人きりの時、零姫の部屋で彼女に関する話を聞いていないと仲間にすることができない(イルドゥンがいると途中で話を遮ってしまう)。
リマスター版ではヒューズ編のアセルスシナリオ「シュライクの少女失踪事件」でも関わり、こちらだとシナリオの進行上無条件で仲間になってくれる。
注意点として、彼女自身が麒麟の空間への案内役であるため、加入条件を満たしてしまうと空術の習得や麒麟の加入ができなくなってしまう。
彼女を仲間にする場合、麒麟の空間関連のイベントは加入前に済ませておくこと。
またその関係上、麒麟と関係の深いキャラクターでありながら彼女自身は空術を習得できない。
アセルスがオルロワージュの馬車に轢き殺された時、馬車は彼女を追っている最中だった。そのことに多少なりとも責任を感じた彼女は、アセルスが打ちひしがれた時に力を貸してくれる。
後にファシナトゥールの零姫の部屋に舞い戻った時、他にいくらでも美しい寵姫や慕ってくれる寵姫が居る筈なのにいつまでも未練がましく自分の棺が置かれたままになっているのを見た彼女は、オルロワージュを「並の男と変わらぬ」と切って捨てている。
特色として、彼女独自の術系統「幻術」を行使できる。術を極めたブルージュでさえ使用できない。
マジックキングダムの書物によれば、かつて存在したが廃れ忘れ去られ妖術と陰術に吸収された古の術らしい。
その効果は、本来はランダムな効果の妖術「幻夢の一撃」で召喚される幻獣の効果を指定できるというものだが、やはり廃れた術ということもあってか、ぶっちゃけ石化のコカトリスと即死かつ高威力のリーパー以外は…。
一応妖術とは別系統であるためか、魔術と相反関係にはなく習得には影響しない。
また転生を繰り返しているため、その老練な精神に反して現在の肉体年齢は10~12歳程度であり、転生したばかりの幼い頃は麒麟の空間で匿われていた模様。おそらく転生する度に出戻っているのだろう。
なお、アセルスが馬車に轢かれたのが本編開始時より12年前のため、おそらくその時に追われていた零姫が再び転生の法を用いてオルロワージュから逃れ、生まれ変わった姿が現在の巫女の彼女だと思われる。
それを反映してのことか、WP・STR・VITの初期値が9と一桁しかない一方でJPとINTは妖魔でも最大と極端に偏っている。加入の遅さもあり、育成には愛と根気が必要。
その麒麟との深いかかわりゆえ、ブルー編で麒麟を倒した後に彼女に話しかけると、麒麟の死を嘆くシーンがある。
「裏解体新書」のギャグ小説「ヒューズのクレイジー捜査日誌」では、オルロワージュが未成年略取の容疑で逮捕されるきっかけとなった。
オルロワージュから追手としてセアトを差し向けられたがフルボッコで返り討ちにし、未練タラタラのオルロワージュに三行半を改めて突きつけている。
なお、この小説でのオルロワージュは幼い姿の零姫を何度も追いかけたことで若干ロリコンを発症気味となっている。
麒麟とも昵懇の仲であり、最終決戦では共に助太刀として参戦。幻術で召喚した死神の鎌で、グレートモンドの腕を切り落としている。