概要
本作の舞台である「リージョン界」の警察組織。正式名称は「Inter Region Patrol Organization(リージョン相互警邏機構)」である。
詳細
▼これがIRPOの紋章。
専用のリージョン、その名もそのまま「IRPO」に本部を構え、ほとんどのリージョンに影響を及ぼしている警察組織。現在の政府である「トリニティ」に属するため、一部存在するトリニティ管轄外のリージョンでは治外法権となっている。
元々このリージョンには別の名称があったらしいのだが、IRPO本部が有名になった結果、いつの間にか「IRPO」自体がリージョン名になったという裏設定がある。
取り扱う事件は、軽犯罪から秘密結社の掃討まで文字通りピンからキリまで。隊員は、通常は軽事件用にハンドブラスターを装備している者が多い。ゲーム中で見られる隊員は基本的な種族全てをカバーしており、文字通り多種多様な事件に対処できる。隊員の1人ヒューズがオリジナル版では納期の都合で主人公になり損ねたエピソードは有名。
隊員は以下の通り。
仲間に出来るIRPO隊員は、オリジナル版ではレンを除く5名で、サガフロに登場する4大種族をIRPO内でコンプリート出来るようになっている(ついでにヒューズとドールも得意分野が違う)。これもヒューズが主人公候補だった名残であり、IRPOだけでバランスの良いパーティが組めるように設計されている為。
なお、ラビットとドールはオリジナル版ではレッド編でしか仲間に出来なかったため、IRPO全員集合が出来るのもレッド編だけだった。変身ヒーローの仲間にはやはり警察機構が必要ということだろうか。
2021年発売のリマスター版ではめでたくヒューズが主人公となったため、ヒューズ編では隊員全員を簡単に仲間にできるようになった上、新たにレンもプレイアブルに昇格した。ただし一部の隊員は事件シナリオによっては終盤まで加わらないこともあり、レンに至ってはエミリアルートではストーリー上仲間にならない。
なお原作には無い設定だが、裏解体真書の小説『ヒューズのクレイジー捜査日誌』では氷漬けから解放された朱雀がIRPO捜査官の人手不足に悩んでいたヒューズの独断でIRPOの仮隊員に加わっている。またエピローグでは正隊員となった朱雀に加え、特殊工作車とナカジマ零式も隊員となっている。
これを反映してか、後述のインサガでも同様に朱雀がIRPO隊員という設定になっている。
一方で『ヒューズのクレイジー捜査日誌』においては上層部のモンドとの癒着が描かれている。ラビットは密かに盗聴器を仕込まれており(この結果、ラビットは原因不明の機能不良に陥っており、ヒューズのミスで数日間雨ざらしになったせいではないかと疑われていた)、ヒューズの捜査によるモンドへの不利益が判明するや否やその場にミサイルを撃ち込んで口封じが行われた。咄嗟にヒューズが時の君に救助を要請し、彼が保護してくれた事で脱出に成功し、またラビットに仕込まれた盗聴器もレオナルドの手で除去されたものの、これによりヒューズはIRPOすら敵という状況に陥ってしまった(それでもドールとサイレンスとレンは味方だと信じて情報を流している。ちなみにコットンはこの時点で生科研に捕まったまま行方不明)。
エピローグではモンドが死亡した事で後ろ盾を失った上層部は軒並み退陣する事になり、大規模な組織改革が行われている事が語られている(ヒューズに長官就任の打診があったが断っている)。
インペリアルサガ
本作ではヒューズが闇ルートの物語の終盤にて大きな役割の半分を担うが、IRPOという組織全体で物語にかかわるのはキューブルートである。
この物語は、最初は1つのクエストがあるだけだが、全てのクエストの物語が2択になっており、1章に1つ・全部で4章あることから、全部で8つのエンディングに分かれている。
そして、ヒューズは「誰の捜査に協力するか」という選択をしながら、原作では機密事項だった「キューブ」という、極めて高いエネルギーを放出する立方体の悪用を防ぐ重要な任務につく。
このシナリオは最初から難易度が非常に高く、☆9・10・11・12(場合により13)という実装時点でのエンドコンテンツクラスである。☆9からしてボスの難易度が他の☆9のそれではないため、自分の部隊に絶対の自信があるなら挑戦してみるのも良いだろう。初回報酬となるクラウンも他のクエストと比べて最大10倍となっている。