概要
リージョン「シュライク」にある中島製作所にて製作された飛行メカ。
見た目どおりの俊敏な運動性を持つが、とあるアクシデントにより「○○ですね~」と妙な喋り方をする疑似人格が搭載された。
仲間として
元々、中島製作所では人が乗り込む搭乗メカ「ワルキューレ」を製作していたが、政府であるトリニティから横槍が入り、搭乗メカの製作を禁じられてしまう。
そこで製作所の若手スタッフたちが、この技術を活用して自律型のメカを製作。
しかしそこにもトリニティが監査をしようとしたため、スタッフはネズミ型のメカマウスに零式の起動情報をインプットさせて遺跡へと身を隠させることにより、トリニティの監査が来ても起動できないようにすることで難を逃れる。
T260G編でこのメカを仲間にするイベントがあり、そのメカマウスが帰って来ないという知らせを知ることになる。
無事に持ち帰ってくれば遂に動き出し、パーティに加入する。
QUIが初期状態で50もある優秀な性能で、多段斬りや神威クラッシュといった攻撃的な技を数々習得するが持久戦は非常に苦手でWPがたったの30。
最終的には全キャラ中最低値であるため、いかにコストパフォーマンスの少ない攻撃で効果的に攻めるのかがポイントになる。
余談
疑似人格の間延びした話し方は、当時サガシリーズの「バトル担当」として知られたゲームデザイナー「小泉今日治」がモデルになっている。
ナカジマ零式の製作元である中島製作所は、日本陸軍の航空機を製造した「中島飛行機」のパロディである。
海外版でのナカジマ零式の名前は「ZEKE」であり、これは連合国が零戦こと「零式艦上戦闘機」に指定したコードネームと一致する他、固有技である「神威クラッシュ」はLPを犠牲にしながら体当たりする技である上に、企画段階では「神風アタック」という完全にアウトな名称(※)であった。
※「サガフロンティア裏解体真書」の277ページに載っている企画書より。正確には「××カゼアタック」と名称が伏せられている。