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メイレン(サガフロ)

めいれん

スクウェア・エニックスのコンピュータゲーム『サガフロンティア』に登場するキャラクター。
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概要編集

シナリオによるが、仲間キャラクターとしてパーティへ加入するキャラクター。種族はヒューマン、性別は女性。中国語で「美人」という意味の名前を名乗るだけに美人(「梅蓮」と書くのかもしれないが)。

チャイナドレス着用の落ち着いた風貌で、主人公の1人クーンが持っていた「指輪」を見て興味を持ち、指輪集めの旅に同行する。そのため、クーン編以外のシナリオでも基本的にはクーンと同行しており、ともに仲間にすることができるシナリオは多い。戦闘では銃と術がかなり得意で、関連能力値の伸びも良い。反面、腕力は伸びにくく、剣を使わせるには根性を入れて育てないと難しいだろう。

彼女の印象を変えたシナリオとは…編集

シナリオで主役級の活躍をするクーン編では、外の世界を知らなかったクーンに「人を簡単に信用してはダメ」と教え、悪徳業者のカバレロ相手に100倍の謝礼金を要求するなど、要所要所でクーンの後押しをしてくれる大事な役どころを担う。本人も指輪の研究をしていた事が幸いし、各地に散らばる指輪の情報を持っているなど、下調べという点を含めれば縁の下の力持ちでもある。彼女なくして、クーンの指輪集めは達成できなかったと言っても過言ではないだろう。

恋人にフェイオンがいるが、修行の旅に出たっきり戻らず、たまたま巨大生物「タンザー」に飲み込まれたときに偶然再会する。この時、タンザーから脱出しようとして心臓部を叩いた為、タンザーが暴れだし、他にもいる飲み込まれた人々が危機に陥ることに。フェイオンが1人助けにいく中、メイレンはかなりギリギリまで戻ってくるのを待っていた。フェイオンのことを「ハゲ」と呼んだりしているが、なんだかんだで仲がいいのかもしれない。

また、展開によっては医者を営む変わった妖魔ヌサカーンの力を借りることになるのだが、彼は珍しい病人に目がないようで、出会って早々メイレンに「君が患者か?」と語りかけてくる。メイレンは当然「違うわ。」と返し、内心(ヤブ医者かもね‥‥)とがっかりするが、実際の腕は確かなようで、その後目当ての患者の元に彼を連れていけばきちんと役割を果たしてくれる。

指輪を求める者は世界中にいるようで、クーン共々策士にハメられたこともある。しかしその罠をあっさり切り抜けると、ハメた張本人は「おい、毛玉野郎! この女に気をつけるんだな。指輪を狙ってる奴に、ロクなのはいないぜ!」と捨て科白を言うのだが、概ね自分がそういう思考回路だから出てくる言葉だろう、メイレンは「何よ! 自分のことでしょう!」と切り返している。







   と こ ろ が ・ ・ ・







全ての指輪を集めて、クーンの故郷「マーグメル」に戻ってきた時のこと。クーンが指輪を集めていた理由は、このマーグメルという土地が崩壊の危機に瀕しており、指輪を全て集めることが出来れば願い事を叶えられることを長老から教えられたことで、マーグメルを復活させる為に奮闘していたのである。そして、実際に発動させてみると、確かに本当に蘇らせることができたのだ。

しかしその直後、マーグメルの住民が悲鳴をあげながら消滅する様子を目の当たりにする。なぜなら、マーグメルを蘇らせるということは、崩壊前の時代の姿に戻すことを意味しており、したがって当時いなかった人物は消えてしまうからである。


メイレンは口にする。

何でも願いを叶える、そんな都合のいい事あるわけないわ」と。


クーンは慌てて発動を止めようとするが、指輪の効力が停止しない。なぜなら、メイレンが言うには「この指輪はそもそも欲望を吸い集める道具」に過ぎないためであり、のちに「願いがかなう道具」という脚色された言い伝えが残ったのである。たしかに願い事とは多くが欲望そのものであり、その意味ではバカ正直なまでに忠実に願いを叶える道具と言えなくもない。

だが、今問題なのは、効力が停止せず、住民が全員消滅の危機に瀕していることだった。しかし、メイレンはもはや聞く耳を失ってしまっている。その理由は、今まで誰にも明かさなかった「最後の指輪」がもう1つあり、それをメイレンが持っていたからである。そして、それは全ての指輪の母体とも言えるもので、各々の指輪から集められた力が全て集まっている。しかし、その反動で、持ち主であるメイレンは指輪に魅了され、その研究の為なら他の全てを省みないようになってしまった。当然、パーティから外れることになる。


この指輪こそ真の指輪の力。この力があれば何でもできるわ!


突然大きな力が降って湧いてくれば、多かれ少なかれ欲望で生きている人間のこと、その力に取り付かれることは容易に発生するだろう。この指輪の力を止めることが、クーン編の最終バトルになる。

そう、これまでメイレンを主軸にしてきたプレイヤーは、このタイミングでメイレンを失うというショックを受けることになる。他のメンバーを育てていないとかなり苦戦する相手であり、きっちりとトラウマを植えつけた。

なおこの時ヌサカーン先生が居ると、彼は前々から異常に気づいていたようで「やはりな。」と漏らす。また、フェイオンですらメイレンがいつしか指輪に魅了されていた事には気づいておらず、「気が狂ったのか!?」と驚愕している。

実際の所、この戦いが終わると正気に戻ったメイレンが真っ先にクーンに謝っており、本人の性格云々ではなく、人を容易に魅了する指輪にこそ原因があるのだが、「最終バトル直前でパーティを外れる」シーンの衝撃のせいで印象を悪くしているプレイヤーが少なからずいるようだ。

ただ幸いなことに、メイレンの能力が直接最終ボスに反映される事は無く、しかも最終バトルより始末の悪い「マグマスライム30体」などの相手を始末するのに効果的な銃技をメイレンが得意としていることなどを考えると、予備メンバーさえ育てていれば特に問題は無いし、使える局面で使うのも立派な戦略。クーン編以外では途中でパーティを外れることも無いので、普通に主力に抜擢できることもお忘れなく。…展開次第でブルーのある所業に「こんな事をしてまで資質が必要なのか」とツッコむメイレンはおまいうかもしれないが。

関連タグ編集

サガフロンティア クーン(サガフロ)

ユン・クリムゾンレインアンリミテッド:サガアーミック編において当初は主人公に協力(とはいっても旅に同行するのは弟子のノースであり、彼本人は拠点の自分の魔法店で古の石板の解読を担当)していたが、それに潜む混沌の力に触れて暴走してラストバトルで闘うことになったキャラクター。最終決戦後は正気に戻り主人公一行に謝罪する、他の主人公時では終始正気のままで敵対しないという点でも共通する。

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