概要
テホムとは、真・女神転生VVに登場する悪魔。
種族は"虚大霊"。メムアレフ以来となる、二柱目の虚大霊である。
登場するのは復讐の女神篇・タオルート(LAWルート)の最終盤のみ。
ヨーコルート(CHAOSルート)や、創世の女神篇に至っては名前すら出ない。
「事象の女神である我が身も触媒として…
深淵の底にある虚無を呼び覚まさん!」
主人公(真Ⅴ)にティアマトを討伐された至聖女ヨーコが、自身を贄に蛇神の墓所の上空にあったマガツヒの球体に取り込ませて顕現した、深淵の具象化ともいうような存在。
その姿は、上半身だけの巨大な女性の彫像が2つに裂けたような姿をしており、右半身は黒く、左半身は白いという、禍々しくも神々しい姿をしている。
背面には割れた空間から黒いオーラが漏れ出しており、後光のようにも見える。
この後に戦うボスは全ルート共通なので、実質的なLAWルートのラスボスともいえる。
戦闘
10万を超える堅牢なHPを持ち、全属性の〜バリオン系の技で攻めてくる強敵。
さらに万能属性の「深淵の誘い」という技で、HPとMPを吸収してくるので、必然的に長期戦となる。
普通に戦えば圧倒的なHPと、MP吸収攻撃によって、次第にジリ貧となってしまう。
物理属性と万能属性以外の耐性が全て弱点であることと、弱点を突いた時のダメージが他の悪魔よりも高いため、弱点を突き続ければそこまで苦戦せず戦える。
しかし、弱点を突いた次のターンは突いた弱点の耐性が吸収になり、全ての弱点を突いた次のターンで強力な万能属性のマガツヒスキル「混沌創造」を使って耐性をリセットしてくるので、1ターンに一つの属性で集中して攻撃するというのが最適な攻略法となる。
撃破すると、他の悪魔のようにマガツヒには還らず、割れていた半身が一つになり、背面の空間に溶けるようにして消えていった。
余談
- 2つに裂けたような姿をしているのは、モチーフである創世記のテホムが、身体を2つに裂かれて天と地の元になったティアマトの神話と同一視する説からだと考えられる。
- 女性の彫像が割れたような姿から、神霊シェキナーや大天使メルカバーの第二形態と似ているという声もある。
- テホムとの戦闘曲「Battle -(her and)deepest void-」は、ストーリーでも度々流れる「ヨーコ」のアレンジ。落ち着いた曲調の原曲にノイズや重低音などが追加され、陰鬱ながらも壮大な曲調となっている。
関連タグ
マンセマット ヨーコルート(CHAOSルート)で同じ立ち位置にいるボス。