特徴
即ち高校サッカー部・高校サッカー同好会・学校の運営から外れているスポーツクラブのユース(U-18)チームが一堂に会する年間を通して行われるリーグである。
このリーグの事実上の前身は、関東地区で行われたローカルリーグである『関東スーパーリーグ』である。このリーグの創設の経緯は、1997年に当時の関東内の有力な高校サッカー部の監督同士によるミーティングから発展していき、交流のある関東各都県の有力校に話を持ちかけて賛同を得たことから開始された。
関東スーパーリーグが実験を兼ねる形である程度の成果を収めると、『第2種版の地域リーグ』の形で9つの固定エリアに分けた『JFA_U-18プリンスリーグ』へと発展していき、2003年シーズンから開催されるようになる。エリアの振り分け内容はノンプロ・アマチュア社会人リーグや大学リーグの地域リーグを踏襲する形となっている。
更にそれまでJFA公式の大会として行われてきた第2種区分のビッグタイトル最上位大会でもある『高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会』のU-18部門を発展解消させる形で、エリア非固定で東西に分けた全国リーグである『JFA_U-18プレミアリーグ』が2011年シーズンから開催されるようになり、このリーグの東西1位チーム同士による1発勝負のファイナルがビッグタイトル最上位大会の地位を引き継いでいる。なお、プレミアリーグとともにプリンスリーグの大会冠にも「高円宮杯」が付くようになったのは同シーズンからである。
現在の第2種区分の年間のリーグ構成はプレミアリーグ⇔プリンスリーグ⇔都府県リーグ&北海道5ブロックリーグの3カテゴリに大まかに分けられる。当然、都府県リーグ&北海道5ブロックリーグが最下位カテゴリとなる。
U-18プレミアリーグ歴代結果
回 | 年度 | EAST優勝チーム | FINAL | WEST優勝チーム | 注釈 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2011 | コンサドーレ札幌U-18 | 1-3 | サンフレッチェ広島ユース | |
2 | 2012 | 東京ヴェルディユース | 1-4 | サンフレッチェ広島ユース | |
3 | 2013 | 流通経済大学附属柏高校サッカー部 | 1-1(PK:5-4) | ヴィッセル神戸U-18 | |
4 | 2014 | 柏レイソルU-18 | 0-1 | セレッソ大阪U-18 | |
5 | 2015 | 鹿島アントラーズユース | 1-0 | ガンバ大阪ユース | |
6 | 2016 | 青森山田高校サッカー部 | 0-0(PK:4-2) | サンフレッチェ広島ユース | |
7 | 2017 | FC東京U-18 | 3-2(延長) | ヴィッセル神戸U-18 | |
8 | 2018 | 鹿島アントラーズユース | 1-2 | サンフレッチェ広島ユース | |
9 | 2019 | 青森山田高校サッカー部 | 3-2 | 名古屋グランパスU-18 | |
10 | 2020 | 中止 | 中止 | 中止 | 1. |
11 | 2021 | 青森山田高校サッカー部 | (2-2) | サンフレッチェ広島ユース | 2. |
12 | 2022 | 川崎フロンターレU-18 | 2-3 | サガン鳥栖U-18 | |
13 | 2023 | 青森山田高校サッカー部 | 2-1 | サンフレッチェ広島ユース | |
14 | 2024 | 横浜FCユース | 0-3 | 熊本県立大津高校サッカー部 | 3. |
15 | 2025 |
注釈
- 新型コロナウイルスの世界的流行による。
- FINALの代替試合として『JFA競技会委員長杯』が行われ、両チームの保護者や関係者、そして日本代表スタッフを除いた非公開状態で行われた。90分までで決着が付かなかった為、試合規定により両チーム優勝となった。
- 公立及び公営の組織が運営母体のチームとして初の年間王者。
別名・表記ゆれ
- 高円宮杯JFA_U-18サッカーリーグ
- U-18サッカーリーグ