マーカーペン自体について
アルコール性インクマーカーの代名詞的存在であり、アナログカラーイラストの大部分はこれを用いて塗られている。
筆ペン様のペン先と、いわゆる普通のマーカーと同じ固いペン先の2つがついている。
無色インク(カラーレスブレンダー)を用いて、色の境目をなじませる水彩や油彩のような塗り方も可能。
また、アルコールインクなので耐水性で乾燥も早く、匂いもあまり気にならない。
ただし1本380円前後と、色数をそろえようとするとけっこう値段が張る。(ヘタすれば諭吉さんコースというケースも珍しくない。)
おまけにアルコールインクゆえ、ちょっとキャップを閉め忘れるとあっという間に使えなくなってしまうと言う諸刃の剣でもある。
用紙は表面が滑らかなものが向いている。
トゥールズから専用の用紙も売られているが、それ以外ではカラーコピー用紙やBB、KMK等のケント紙、漫画原稿用紙等も使える。一方で表面が凸凹した水彩紙はやや不向きだが、強い発色を求め、敢えて使用するユーザーもいる。
ニブの形状の関係で小さな絵や、大きくても細かい絵の作成に向く。
もっとも近年、大型のニブやエアーブラッシングシステム等も登場し、一気に広い部分を塗る事ができる様になったことで、単独使用での大きい作品も作成可能になっている。
アルコールでそれなりに色も乗ることから、模型でも『汚れ』を表現するのに使ったりする。
『コピックモデラー』と言うプラモデル用セットも売られている。