概要
アナログ画材の一種で、鮮やかな発色やにじみが特徴の染料系液体絵具。
デジタルによる着彩が現在ほど一般化する前はコピックや透明水彩絵具などと共にカラーイラストの制作に多用されており、少女漫画のカラーイラストなどによく使われていた。
透明水彩に比べて用紙を選ばない反面、耐光性がまるでない。窓越しでも直射日光を浴びるような環境であれば、1年以内で色褪せが生じる。作品は光に当たらないよう保存し、必要に応じてデータ化することをお勧めする。
現在は主にカリグラフィーに用いられているが、イラストでの需要も若干持ち直している。
使用方法と用途
ほとんどの製品で濃縮されているので、必ず水で薄めること。エアーブラシに用いる時も薄めてからカップに入れる。
また、製品によっては混色制限(例えば、蛍光色は同じ蛍光色とでないと混色できない)が設けられているので注意。
透明水彩絵具同様、あらかじめ塗りたいところを水塗りしてから濃くしたい所に色を置き、筆で明るい方へ伸ばしていくのが基本。