概要
第四次聖杯戦争、ロード・エルメロイことケイネス・エルメロイ・アーチボルトが拠点とした魔術工房。
彼はサーヴァントであるランサー(fate)を迎撃準備に置いた上でこの工房を作り、万全の防御を敷いた。
本人曰く、結界二十四層、魔力炉三機、猟犬代わりの悪霊、魍魎数十体、無数のトラップ、廊下は一部異界化という性能であり、その工房をフロアひとつ借り切って備えたのである。
完璧な工房に加え、ランサーの警護。その防御は完璧化かと思われていた。
相手があの衛宮切嗣でなければ。
この工房を相手に切嗣は工房の効果の及ばないフロアに爆薬を仕掛け、ホテルごと爆破するという戦法で挑み、見事に破ってみせた。
ただし、これは相手が切嗣であったからこその結果であり、魔術師相手においては無類の強さを発揮したであろうことも挙げておく。
そもそも魔術師にとって現代兵器は邪道ともいえる存在であり、そのほとんどが現代兵器を使うことはなく、更には建物ごと爆破するなどという戦法は切嗣でもない限りありえなかっただろう。
この完璧な工房がその脅威を発揮するには、相手が悪すぎたのである…。
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