概要
導入
垣根帝督(かきね ていとく)とは、とある魔術の禁書目録に登場するキャラクターの一人である。
学園都市に7人しか存在しない超能力者(レベル5)の第2位に君臨する、学園都市では一方通行(アクセラレータ)に次ぐ能力者である。学園都市の暗部組織「スクール」のリーダーでもある。
基本的に性格はきまぐれで自分を「最低の人間」と称するが、暗部の人間の中では人間味はある方で、一般人には極力手を出さず敵であっても格下なら見逃すこともある。しかし自身の目的の為、又は自身の敵とみなした者には容赦をしないという残虐性も持っている。
自らの能力によって一方通行の反射の壁を突破した唯一の人物。
また、名前などは前から各所で出ていたりしたのだが漸く出番が回ってきた15巻にて瀕死の重傷を負ったため、長らく登場していなかった。
その後、新約4巻で未元物質を通じて人体細胞の構築手段を獲得したことが明らかになり、その後新約5巻にてとうとう復活を果たす。
その後新約6巻ではフロイライン=クロイトゥーネの羽化を阻止するために一方通行達と戦うが、自らの未元物質で創った白いカブトムシの一台が打ち止めとフレメア=セイヴェルンを守るため反逆を起こし、新たな『垣根帝督』となった。
見た目は垣根帝督だが、色素が薄く真っ白で、元人工知能の為、敬語である。
フロイライン=クロイトゥーネの危機が去った後は、学園都市の住民を守る『カブトムシさん』として働いているようである。
『スクール』
統括理事会直下の実行部隊。具体的な活動目的は不明。暗部組織間抗争の原因でもある。アレイスターとの直接交渉権を得るために行動を起こし、親船の暗殺未遂、「滞空回線」を解析するためのピンセットの強奪などを引き起こすが、垣根帝督が一方通行に敗れたことで壊滅。
能力
『未元物質(ダークマター)』
「未元物質(ダークマター)」は元ネタのダークマター(暗黒物質)と異なり、 「まだ見つかっていない」「理論上は存在するはず」といった物ではなく、本当にこの世界には本来存在しない物質である。
「この世の物質」ではない以上、この世の物理法則には従わないし、相互作用した物質もこの世のものでない独自の物理法則に従って動き出す (例:翼で回折した太陽光が殺人光線になる)。
つまり、単に変わった物質を作るというだけでなく物理法則全体を塗り替えてしまう能力である。
天使のような白い6枚の翼の形態を持ち、飛行や防御・打・斬・風・衝撃波・光攻撃などかなりの応用性を持つ。数ある超能力の中でも圧倒的に強力かつ異質な能力である。
「俺の未元物質に常識は通用しねえ。」
二次設定
一方通行との戦いで瀕死の重傷を負った垣根帝督だったが、アレイスターの指示により回収され一命を取り留める。ただし脳を3分割されて容器に納め、潰れた内臓を補うために冷蔵庫より大きな機材を取り付けられた状態となっている。
これより冷蔵庫ネタが一時期流行った。
22巻で、未元物質仮面部隊を製造しているという事で「工場長」とも呼ばれるようになったとか何とか。