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傾奇者の編集履歴

2010-03-21 02:34:13 バージョン

傾奇者

戦国時代末期から江戸時代初期(特に慶長から寛永年間(1596~1643)にかけて)にかけての社会風潮のひとつ。

奇抜な言動を好み豪奢で目立つ装束を身につける等、常識を逸脱した行動に走る者を指す。但し、単なる目立ちたがりとは趣を異とし、仲間同士の結束の高さ、退廃的な社会風潮に対する反骨精神などの表れでもあった。

「派手な振る舞いをする男」「派手な出で立ちの男」と言う意味も暗に含む。

時代に拠っては「バサラ」(婆娑羅と漢字表記する)、「伊達男」(戦国武将・伊達政宗に由来)等とも呼ばれる。


有名な傾奇者としては前田慶次(前田慶次郎利益)が挙げられる。


時代と共に幕府の取締りが厳しくなり廃れていくが、その行動様式は侠客と呼ばれた無頼漢たちに、その美意識は歌舞伎という芸能の中に受け継がれ、今日に至る。

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