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SATの編集履歴2013/02/06 13:25:36 版
編集者:braze
編集内容:新規記事作成

概要

SpecialAssaultTeamの略で、ハイジャックや人質事件などの凶悪事件への対処を任務とする。また、特殊捜査班(SIT)が対応しきれない場合には支援にあたる。

発足の経緯

1972年に発生したミュンヘンオリンピックでのイスラエル選手団人質事件を受け、警察庁は全国の警察本部に対し、銃器等を用いた重大事件に対処できる特殊部隊の編成を行うとの通達を出した。その後1977年9月に発生したダッカ日航機ハイジャック事件(ダッカ事件)では、日本政府は実行犯の日本赤軍の要求に応じ、人質と引き換えに投獄している仲間の釈放と身代金の支払う「超法規的措置」を取り、国際社会から「テロに屈した」と非難された。さらにダッカ事件から約1か月後の10月に発生したルフトハンザ機ハイジャック事件では、旧西ドイツのGSG-9が機内に強行突入し犯人を制圧し、人質を救出した。これらの事件を受け警察庁はGSG-9を参考にした対ハイジャック部隊の編成を提唱し、西ドイツ政府に協力を依頼。その結果、GSG-9の全面協力を受けられることになり、警視庁大阪府警から警察官数名が派遣された。そして1977年に、警察庁は警視庁と大阪府警に対ハイジャック部隊を設立し、それぞれの部隊名は警視庁が「特科中隊」、大阪府警は「零中隊」と呼ばれた。しかし、当時は部隊の存在は極秘裏とされていたため、部隊名は非公式で、設立から20年近く公にされなかった。世間にSATの存在が知られたのが1995年に発生した全日空857便ハイジャック事件で、警視庁のSAT(当時はSAPと呼ばれていた)が出動した。

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